見出し画像

ジェジュンにみる「富優美」という成功哲学(週刊女性インタビューから見えてくる世界)

今週発売された週刊女性の記事を拝見しました。
JAEFANSへの告知が発売当日というバタバタぶりの中、ややもするとケイダッシュからの離脱の影響が微妙に見える感じがしないでもありませんが、短いインタビューの中にも非常に重要な彼の考えを窺い知ることが出来ます。

人生の成功哲学の1つの考え方の中に、「富優美」(ふゆうび)という考え方があります。
この考えに照らし合わせてジェジュンの人生の歩みを振り返ると、彼が意図せずして、この成功哲学に沿った人生を歩み、今のポジションに辿り着いて来たことがわかります。

彼の幼少期は、決して経済的に豊かな暮らしではありませんでした。また、幼少期に本人の知らぬところで養子に出されていた事実と向き合ったとき、自分のアイデンティティーの根幹に触れる部分と向き合って行かなくてはならない過酷な精神状況の中でも、道を踏み外すことなく歩み続けて来た事実があります。
彼の20年という芸能生活も決して順調であったとは言えない中、今、彼は自分のやりたい仕事を選べる立場になり、自分の人生の舵取りを自分で行なっています。
38歳という若さで、そこに辿り着いた彼の人生の歩みは、成功哲学に沿ったものと感じることが多いです。
彼以外に彼の前にも彼の後にも、現役アーティストとして活動を続け、さらに自分の会社を持ち、後進の指導に乗り出している人は、1人もいません。
彼だけがそこに辿り着き、さらに先を見据えた活動をしています。
そのことについて、記事にしてみました。


「富優美」の『富』とは?

私が14年前に彼のファンになり、日本活動が打ち切られた2010年の暮れ、彼はこんな写真をツイッターに上げていました。

自宅にクリスマスツリーを飾ったのを知らせる写真です。

そして、これ。
昔からのファンには懐かしく、非常にちゃめっ気のある可愛い彼の一面を表す画像です。

この頃、彼はそれほど広くもないマンションの1室に住んでいました。

この頃の彼の収入は、お世辞にも多いとは言えなかったでしょう。
今から14年前の頃です。

東方神起を離脱した理由の1つに、経済的理由があったことは確かなことだったと私は思います。
利益分配のことで事務所とトラブルになったとか、もっと高収入が欲しくて独立したとか、批判する人がいますが、自分の労働に対して正当な報酬を要求するのは、当たり前の権利です。
単純な労働すら、それに見合った対価が払われるが資本主義の社会なのですから、ましてや才能を使って多額の収益を生み出すアーティストが、それに見合った対価を求めるのは当然の権利と言えるでしょう。
事務所がダンスのレッスンや歌のレッスン、さらにはデビューするチャンスを与えたと言っても、そもそも才能がなければ、巨額の収益を生み出すことすら出来なかったのであり、その才能に努力という形で磨きをかけてきたのは、彼ですから、当然の権利なのです。

ここから先は

4,285字

¥ 1,500

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?