Jaejoong「MILKYBOYSオーディション」に見るCSOとしてのユニーク戦略
ジェジュンがHYBE所属の新人ボーイズグループ「MILKY BOYS」に22年の練習生としてオーディションを受けに行く、という動画が公開されています。
iNKODEを設立してからの彼は、「自分の思い通りにやりたいことをやっていく」ということを全面的に打ち出し、アーティスト活動、俳優活動、そしてCSO(最高戦略責任者)として精力的に活動を続けているように見えます。
特に、CSOとしての戦略に優れた面を見せており、ユニークで独創的な彼の戦略は、K-POP界の慣習に揺さぶるような影響を与えているように思えて、非常に興味深いものです。
この動画から見えてくるCSOとしての優秀さについて考えてみたいと思います。
CSOとしての手腕
ジェジュンという人の対外的評価は、「歌が上手い」というアーティストとしての側面が強調されますが、実は、プロデューサーとして早くから才能を発揮したことがわかります。
東方神起の代表曲である『MIROTIC』は、英語の「エロティック」と朝鮮語の「迷路」を意味する「Miro」を合わせたジェジュンによる造語です。
これ以外にも彼は、感覚的言語能力を発揮しています。
例えば、日本のファンクラブであるJAEFANSという名称も「JAEJONNGのファンである」という造語ですし、日本での2枚目のオリジナルアルバムのタイトル『Fallinbow 』も「Fall in rainbow の略でたくさんのコラボレーションを虹にたとえています」と話していることから、多くの日本のミュージシャンとコラボした楽曲によって虹のような様々な色合いのアルバムになったことから名付けたように感じられます。
このように、彼は、何かと何かをドッキングさせる、ということに関して優れた手腕を持っていると感じさせます。
この手腕は多分に彼の感覚に基づいて発想であり、ピンと来るもの、本物を見抜く力、さらに言語的センスが抜群であることが根底にあると考えられます。
しかし、どんなに発想が良くても、それを実現させるだけの経営者としての手腕がなければ、物事は実現しません。
ここで生かされてくるのが、彼のビジネスマンとしての手腕です。
彼のビジネスという側面において、人生経過を辿ってみると、実に戦略的なのがわかります。
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