なぜ、ジェジュンとジュンスのハーモニーは綺麗に聞こえるのか?(JX)
今月8日から3日間、ソウルで開催されるJXコンは、オンライン中継がない模様ですから、2人のハーモニーを聴くのは、来月の日本公演までお預けですが、以前、2人がデュエットした『六等星』は、音源よりも翌年のドリコン音楽フェスでのパフォーマンスの方が完成度が非常に高かったです。
今回、「非常に練習をしている」ということですから、おそらくJXコンサートでも完成度の高いサウンドを聴かせるでしょう。
少し前にNHKの「チコちゃんに叱られる!」で「ハスキーボイスの魅力」というテーマが取り上げられていました。
「なぜ、人はハスキーボイスに魅力を感じるのか?」ということです。このテーマから、歌手の持つ「倍音」についての説明がされていましたが、今回の記事は、なぜ、全く声質の違うタイプの2人のハーモニーが綺麗なサウンドになるのか、という点について、2人の持つ「倍音」の違いから分析してみたいと思います。
2人それぞれの持つ倍音の特徴
ジェジュンの場合
ジェジュンの歌声の持つ倍音については、前記事で少し詳しく書いています。
上記の記事の後半に彼が持つ2つの種類の倍音について分析をしています。
ジェジュンの歌声には2つの倍音があります。
この存在が彼の歌声が「七色の歌声」と呼ばれたり「ヒーリングボイス」と呼ばれる所以です。
即ち、彼が持つ2つの倍音を使い分けることによって、さまざまな歌声を作り出している、ということが言えるのです。
では、その2つの倍音というものは、どういうものなのでしょうか、
ジェジュンの歌声には、非整数次倍音というものと、整数次倍音というものの2つの倍音が存在します。さらにこれには、高次倍音と低次倍音があり、これらも彼は持っています。
NHKの番組を見られた方はわかるかと思いますが、非整数次倍音というのは、
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