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声はあなたの全てを現している。

コロナ禍以降、オンライン全盛時代になり、”声”というコンテンツが重要と捉えられるようになって来た。

なぜ、”声”なのか。

人は初対面の人と出会った時、その人の外見、その人が持つ雰囲気、その人から発せられる言葉などから、相手がどういう人なのかを判断しようとする。
実際に出会って、そのような場面になった時、それらの情報の多くは、視覚を通して私達に入ってくる。
即ち、”目”を通して入ってくるのだ。
これが3次元の特徴で、多くの情報が一気に私達に入ってくる。

コロナ以降、私達はネット環境の急速な発達の中で生きてきた。
即ち、直接会うことなく世界中の人々と会うことが出来るという環境がもたらされたのだ。
但し、それらの人々と出会うのは、3次元の世界ではない。
PCやスマホといった2次元の画面上の世界だ。
それだけで、どことなく私達はバーチャルな感覚になる。
実在している人なのに、その感触が得られないのだ。

直接、出会うことのない空間では、私達は相手から与えられる僅かな情報をもとに想像を働かせるしかない。
実際に出会うこともない。
実際に顔を見ることも出来ない。
実際にその人の雰囲気を感じる事もできない。
全て、画面というものを通した2次元のもの。
では、実際に私達が相手をリアルに感じられるものは、と言えば、
それは、”声”
相手から発せられる”声”しかない。

マイクという機材を通していても、相手の言葉、相手の息遣い、感情の揺れなど、相手が発するエネルギー、波動を感じることは出来る。
それらは、感触となって、私達にリアルに迫ってくる。

だから、2次元の世界では、視覚よりも聴覚が敏感になるのだ。

そして、相手の声の音色や響きによって、私達は相手の雰囲気を知ろうと努力する。
だから、”声”は、あなたを表す強力なツールになるのだ。

”声”には、あなたのすべてが現れる。
例えば、竹を割ったような性格の人は、響きにムラがない。
響きがまっすぐで混濁がないのだ。
反対に、思考が複雑な人の声には、複雑な音色や響きが現れている。
響きが多種多様で混濁している人が多い。

”声”を聞いただけで、その人がどのような性格を持つ人なのかは、すぐにわかる。
強気な人には、強気な響きが…
気弱な人には、気弱な響きが出ている。

そして、不思議なことに、思考が変われば、”声”の響きも変わる。
自分に自信が持てなかった人が、自信が持てるようになれば、それは”声”の響きに現れるのだ。

心の温かい人は、温かい響きをしているし、反対にドライな人は、やはりドライな響きをしている。

”声”には、あなたの全てが現れている。
どんなに繕っても、どんなに自分を誤魔化しても、”声”を聞けば、あなたの本質は丸わかり。

”声”は、あなたを最大限、現すコンテンツなのだ。

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