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ジェジュン「2024 THE FACT MUSIC AWARDS」に見せたK-POPレジェンドとしての存在感

京セラドームで開催された「2024 THE FACT MUSIC AWARDS」に出演したジェジュンを拝見して来ました。
このイベントは、韓国の音楽賞のイベントで、9月7、8日の2日に渡って開催されたものですが、TVなどを通じて生中継もあり、(もちろん韓国に生中継されている)チケットも結構なお値段をしていることから、わざわざ高額なチケットを購入してまで会場に足を運ぶ必要もない、という人も多かったのでは、と感じます。
ですが、私は可能な限り、会場に足を運び、直に自分の耳と目でライブを体験するということを大切にしています。
なぜなら、TV画面ではわからないことが会場には多くあるからで、音楽やアーティストのライブを文章に書く、ということを仕事にしている人間としては、やはり、その空間で同じ空気感をすい、その瞬間を味わうことを大切にしたいと思っているからです。
そんなわけで今回のフェスティバルも会場に足を運びました。
ジェジュンの他に、日頃は拝見する機会のないK-POPの若手グループを拝見するのも個人的には楽しみの1つだったりもしました。

今回のフェスティバルは、京セラドームという大きな会場で開催されたにも関わらず、アリーナ席でほぼ7割、2階席のスタンドは皆無、3階席に僅か数十名の観客がいた程度の客数には、ちょっと感じるところが多かったです。
韓国の音楽賞フェスティバルということで、今話題の若手K-POPグループを多数出演させての開催でしたが、主催者側の思惑とは大きく現実が異なったということになるのでしょうか。
特にジェジュンが出場した1日目は、NiziUとKep1er以外はそれほど日本で存在が知られているグループとも思えず、JO1やNewJeans、aespaが出演した2日目の方が、断然、観客は多かったと言えるでしょう。
そういう意味でジェジュンがVVIP席販売後に追加で出演が決まったというのも、彼の持つ集客数が大きな理由の一つになったかもしれません。

彼がこのようなK-POPの音楽フェスティバルに出演するのを拝見したのは、昨年の1月2日、名古屋ドームで開催された『KROSS K-pop masters.vol.1』に出演したのが初めてでした。
昨年は、それ以降、6月の『2023 DREAM COCERT in JAPAN』や7月の『ASIA ARTIST AWARDS BEGINNING CONCERT「男神」』など、日本で開催される韓流フェスティバルに出演が相次ぎました。

ジェジュンという人のソロアーティストとしての活動を最初から拝見してきて10年。
その間、韓国では昨年までほぼ歌手としての活動が出来ていなかったのにも関わらず、彼は着実にソロアーティストとしての活動を日本で積み上げてきたと言えます。
そして、それが結局、韓国における彼の評価を取り戻していくのに、大きな要因になったことは確かなことです。

一昨日のパフォーマンスを拝見しながら、彼が韓国でも完全にソロアーティストとしての実績をこの1年で取り戻したことを感じました。

当日、感じたことを中心に韓国での彼のアーティストとしてのポジションについて、分析したいと思います。


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