ジェジュン『この世界で』(Japanese Ver.)に見る歌唱力と日本活動への考察
デジタルコミックウェブトゥーンで配信されている漫画『烙印のプレーンウォーカー』の主題歌『この世界で』
この曲は昨年8月に韓国語バージョンの配信があり、当時、日本語バージョンも録音されているとの発表から正式配信がされていませんでしたが、5月5日に正式に配信がされました。
この楽曲についてのレビューと、この曲が独立後のこのタイミングでの日本語Ver.での正式配信から見えてくる今後の日本活動に関する考察を記事に書き上げました。
レビューに関する部分を少しだけ無料で配信します。
『この世界で』に見せた歌声の特徴
この楽曲は昨年8月に韓国語Ver.が配信され、当時、同時期に日本語Ver.の収録も済んでいると発表されていました。
韓国語Ver.はその後、2023年1月29日のソウルでのJ-PARTYに於いて披露されています。
楽曲の特徴としては、非常に高音を中心としたメロディーラインで作られています。
曲の冒頭部分は中音域から始まり、ハイトーンボイスの彼のもう一つの特徴である甘いビロードのような中音域の歌声からのしっとりとしたフレーズの始まりが印象的です。
またこの楽曲全体に言えることは、非常に彼の日本語の歌詞が明瞭であること。特にゆったりとした曲調に合わせてつけられている日本語の歌詞の言葉の一つ一つが非常にわかりやすく、リスナーが聞いた音声を脳内で文字に変換するのに全く負荷がかからない言葉選びになっています。
これがこの楽曲の一つの特徴と言えるでしょう。
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