JXコンサート「IDENTITY」1”取り戻した東方神起曲”
タイトル名を変更しました。
この記事は8日からソウルで行われているジェジュンとジュンスの20周年記念コンサート「I DENTITY」に関する記事です。
当日のセトリなどが含まれていますので、ネタバレを含みます。
彼らが、東方神起時代の楽曲を歌うことに関して、ファンの間ではさまざまな意見があるようですが、その議論は、そもそも楽曲は誰のものなのか、ということに尽きるかと思います。
これに関しては、別の機会に記事にしたいと思います。
今回のコンサートに関しては、評論家として純粋に記事を作りたいと思うのと同時に、14年間、彼らを見てきた1人のファンとしての気持ちも記事にしたいと思いますので、何作かの連番記事になると思います。
又、評論家としての知見に基づく多くの情報を含むために内容に準じた価格設定になっています。
「IDENTITY」のタイトルに込められた思い
今回、ライブが発表された時、彼らは「今回のライブはデビューからのたくさんの曲を用意している」と何度も話していました。
その言葉通り、彼らのファンなら誰もが知る、一度は目や耳にした楽曲がズラリと並んでいます。
今回のセトリは以下のようなもの。
RISING SUN
PURPLE LINE
O.正.反.合
WHATEVER THEY SAY
ミドヨ
SKY
VCR
SUMMER DREAM
HOLDING BACK THE TEARS
TARRANTALEGRA - XIA
FLOWER - XIA
ROCK THE WORLD - XIA
DEVOTION - Jaejoong
SUMMER J - Jaejoong
GLORIOUS DAY - Jaejoong
VCR2
STAND BY U
明日は来るから
どうして君を好きになってしまったんだろう
BEGIN
PROUD
THE WAY U ARE
MIROTIC
DONT SAY GOODBYE
HUG
風船
EMPTY - JYJ
LOVE IN THE ICE
アンコール曲も含めて26曲。
そのうち、それぞれのソロ曲は3曲ずつ、JYJの曲が1曲。
残りは全て東方神起時代の楽曲、という構成になっています。
これらの構成で目を引くのは、韓国の楽曲だけでなく日本語のオリジナル曲が、19曲のうち、実に8曲も含まれているという点です。
さらに日本語に訳されて日本語歌詞になった曲が5曲。
日本ファンにとっては、耳慣れた楽曲が非常に多いと思います。
MCでジュンスは、「自分達はトンバンシンギと東方神起という2つの名前で活動した、だから日本語の曲も歌います」という主旨の発言をしましたが、東方神起時代、2か月に1枚の割合で日本語のCDが発売されていたことを考えると、彼らには日本でのオリジナル曲が多く、日本活動が重要視されていたということがわかるのです。
彼らがグループを脱退したことは紛れもない事実であると同時に、東方神起というグループに所属していなければ、現在の東方神起の2人も含めて、彼らは決して今のポジションを築けていなかったということも明らかな事実でしょう。
そのことを考えてみれば、5人での東方神起というものがあったからこそ、彼らは現在も存在している、ということは、誰の目にも明らかなことであり、これは、現東方神起の2人にも言えることです。
さらに、日本の音楽業界から見れば、当時の5人の活躍があったからこそ、今の日本のK-POPというジャンルが存在している、ということになるでしょう。
なぜ、彼らがこれほどに日本業界の中で存在できているのか、ということを考えてみれば、5人時代の東方神起というものは外せないのです。
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