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illust_sion
抱っこしたら、ごろごろのどを鳴らしてあったかかった。
実家で飼っている20歳のねこ、うにちゃんに会ってきた。
うにちゃんは、抱っこをあまり喜ぶ方ではないのだけれど、父のひざ上に乗っていたところ、ちょっとトイレにいくから預かってと、ふいに託された。
嫌がるかな?と思いきや、うにちゃんは思いのほか落ち着いて、そしてのどを鳴らしはじめた。
ゴロゴロ…
お腹を上下させながら気持ちいいぞとのどを鳴らす。
ゴロゴロ…
その音は、うにちゃんの幸せのサインであるとともに、うにちゃんを抱く私にも幸せを運んでくれる。
しばらく抱っこしていると、だんだんうにちゃんとひっついている部分があたたかくなってきた。
ゴロゴロ…
変わらずなり続けるのどと、うにちゃんから伝わるあたたかさに包まれて、目尻が下がり、口元が緩んでいるのが自分でもわかった。
うにちゃん、目があまりみえなくなって、高さの不安もなくって、抱っこが好きになったのかな??のども、しっかり聞こえるように大きく鳴らしてくれてたようにも感じたよ。
うにちゃん、いつもいつも、ぬくもりをありがとう。また会いにいきます。