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稲木紫織のアート・コラムArts & Contemporary Vol.17

Bunkamura ザ・ミュージアム
「写真家ドアノー/音楽/パリ」展で
巡るパリの音楽散歩にようこそ

日常の何気ないドラマを愛ある視点でとらえ、フランスを代表する写真家の一人、ロベール・ドアノー(1912-1994)。『パリ市庁舎前のキス』で一世を風靡し、世界中で愛されているドアノーの音楽に焦点を当てた写真展が、2月5日から東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで始まった。

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会場のエントランス

  ドアノー(左側の人物)は1912年、パリ郊外のジャンティイに生まれる。自動車会社ルノーのカメラマンを経て、フリーとして活動を開始。多くの写真を発表し、国際的に注目される。特にパリの庶民の日常をとらえた写真で高い評価を得て、現在も世界各地で写真展が開催されている。

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一番左はロベール・ドアノー『セルフポートレイト、ヴィルジュイフ』1949年

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