それぞれの旅の意味とは
西日本の豪雨被害から1ヶ月ちょっと。
続々と発生する台風がなんとなく毎回九州方面に向かうのを天気予報で見て、なんだかやるせない気持ちになる。
なんで毎回そっちにいっちゃうかな。
東北方面の、水温の低い方に進んでくれればそのうち温帯低気圧に変わるのに。
西日本の方向に進むくらいなら、こっちに来てほしかったよ。
この前大学の先輩と話してたら、先輩がこんなことを言っていた。
"ホントは今週被災地にボランティア行こうと思ってたんだけど、久々に腰グキッとなって「行ってもお荷物なるだけだ」と思ってやめた。"
そう答えた旅行好きな先輩に、「被災地のボランティアって力仕事以外にもできることあるよ。現地を旅行して楽しむのも立派な支援の仕方だよ」って教えたら、びっくりしてた。
そうだよね。基本的には泥かきとか荷物の運搬とか、力仕事系をイメージするよね。
避難所から仮設住宅に入って生活の基盤ができるまでの間は、ほとんどの人がイメージするような物理的支援が圧倒的に多くなる。
でも、それだけだと「何かしたいけど、体力仕事は自分には難しいや……」と思う人も多いし、自分もそのひとり。
でも、支援の形ってそれだけじゃない。被災地を旅行して、遊んで食べる。現地の人とお話しする。お土産を買って現地にお金を落とす。
旅行するのも立派な支援だと思う。
観光業も、被害を受けている。
少し前にこれを見てびっくりした。
https://twitter.com/cafe_kitsuneame/status/1022075736167833601?s=21
この頃で、12万件キャンセル。
夏休みで旅行シーズンなのに、大打撃もいいところ。
良い場所だってたくさん残ってるのにね。風評被害ってこわい。
自分で見てみないと、わからないこともあるのに。
*
私は今日から5日間、旅行にいく。
仙台と東京を経由して、目的地は京都と大阪、そして広島。
さっきまで長々と「支援とは〜〜」みたいなもっともらしいこと書いてたけど、私は会いたい人たちに会って、見たことない景色に出会いたいからいく。見知らぬおいしいものを食べにいく。
それでいいんだと思う。
平成最後の夏、久しぶりの長い休みを満喫しよう。