ハゲタカの餌食に?

 DDIポケットが米・カーライルに売却されるという、容認しがたいニュースを耳にして、DDIポケット2回線(音声&データ通信)を解約し、携帯に移行することにしました。カーライルは1987年創業の投資会社で、ピースチョイスによると、戦争でもかなり稼いでいるらしい。

 顧問には世界各国の大物政治家たち(メージャー・イギリス前首相とか)が名を連ねています。もちろん(パパ)ブッシュもその一人のようで、子ブッシュも1989年から1994年まで理事に就任していたという話です。あやしい会社でしょう?
 ぼくがとくに気に食わないのは、この会社が軍事関連の投資で大もうけしていること。設立後すぐ(偶然に?)起きた湾岸戦争で、巨額の利益を上げていたというのです。いつでも戦争を始められる人たちが顧問なんですからね、そりゃ儲かるでしょう。

 また、同時多発テロが発生した2001年9月11日、カーライルはワシントンのリッツ・カールトン・ホテルで投資家を一堂に会した会議を開いていて、そこには(パパ)ブッシュ、フランク・カールーチ(元CIA副長官)、ジェイムス・ベーカー(元国務長官)といったカーライルの幹部たち、そして、あのビンラディン一族の代表者サフィーク・ビンラディンも投資家として会議に出席していたというのですから、開いた口が塞がりません。みんなグルなんだ、ようするに。世界を食い物にしている!

 ふぅ。スミマセン、つい興奮してしまって。とにかく、「先ず潰れかけた会社の株を買い占め経営権を握り」、「そして、会社を建て直し株価が上がったところで、売却する」という禿鷹のようなやり口には、とてもじゃないがついていけませんね。とるに足らない1ユーザーだけれど、断固拒否! です。

 大資本や権力に抗してぼくたちが出来ることなんてたかが知れている。そもそも彼らは真実を隠匿し、情報を操作する。だけどそれらはいずれ必ず漏れてくるのだから、アンテナをしっかりと巡らしていることです。

 そして迷わずに意思表示することだ。それは物理的な力である必要なんか少しもなくって、ほら、スペインでは普通選挙で国民が意思表示をして政権を変えたでしょう? 相手が大企業であればボイコットをすればいいし、平凡な一市民にも出来ることはいっぱいあるんですよ。(2004.06.16)

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