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週刊『北欧家具hisagu』 Vol. 377

茨城県つくば市の北欧家具hisaguです。
今週のつくばは朝方の気温が3℃になる日があり、風邪をひきそうなくらいの寒さでした。
服装や寝具など冬支度をして体調の管理に気をつけたいものです。

さて、今週のhisaguについてご報告します。

ハンス・ウェグナーのシステムキャビネット

今週はデンマークの家具デザイナーであるHans J. Wegner(ハンス・ウェグナー)がデザインした『システムキャビネット 』をウェブサイトに掲載しました。

1967年当時のカタログに掲載されたチェスト”RY17”

チェスト”RY17”の上に、先週ご紹介したブックケース”RY5”を乗せたシステムキャビネットです。
先週のブックケース”RY5”に使われた材はオーク材でしたが、今回の個体はチェスト”RY17”とブックケース”RY5”ともにチーク材が使用されています。

深みのある色味と綺麗な杢目からとても質の高いチーク材が使われているのが見て取れます。

立体的な形状の取手

チェスト”RY17”の抽斗の取手には台形の無垢のチーク材が使われており、その裏側は掘り込まれていて手に引っ掛けやすいようになっています。
面白いことに取手のデザインは木材で変えられていて、チーク材の時は台形型で、オーク材の時は球形になっておりウェグナーの遊び心が感じられます。

接地面には無垢材を使用

床に接地する箇所は無垢のオーク材が取り付けられていて、キャビネットをずらした時に本体がキズつかないよう配慮されているのと、チーク材の赤茶色とオーク材の飴色の色味の違いがデザインにおいて良いアクセントになっています。

棚板の枚数が多いのでお得

ブックケースの取り外して高さが調節可能な棚板の枚数は3枚。

1967年当時のカタログ

当時のカタログにあるように、通常調節可能な棚板の枚数は2枚です。
今回の個体は3枚あるので、書籍や雑貨を細かくディスプレイできるのでお得(?)かと思います。

店頭に並べてみましたが、幅が100cmで高さが181cmあるので、とても見栄えがします。
見せたいものはブックケースに並べて、見せたくないものは4杯の抽斗を持つチェスト部分に収納できるので、メリハリの効いた展示と収納ができる優れたシステムキャビネットだと思います。

チーク材のシステムキャビネットを展示した反対側の壁にはハンス・ウェグナーのオーク材のブックケースも展示していますので、色味や杢目の違いなどを店頭にてご確認いただければ幸いです。

今週も北欧家具hisaguをご利用いただき誠にありがとうございました。
来週の11月16日(土)は実店舗の営業を都合によりお休みさせていただきます。
また来週も当店を宜しくお願いいたします。

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週刊『北欧家具hisagu』のバックナンバー

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北欧家具 hisagu
茨城県つくば市高野台3−8−13
HP: https://kagu-hisagu.shop-pro.jp/
実店舗オープン:土日祝日 10:00〜18:00
        平日:ウェブサイトの営業日カレンダーを参照

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