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ラブライブ!スーパースター!! 3期4話「No Rain, No Rainbow」感想 ジャンプより歌をくれよ。

どうも、匿名希望のラブライバーこと、ぺてん師です。今回はラブライブ!スーパースター!!3期の4話「No Rain, No Rainbow」について。

●4話「No Rain, No Rainbow」感想

今回のあらすじ↓

Liella!(リエラ)とトマカノーテ、結ヶ丘では2つのグループの行く末に注目が集まりはじめていた。そんなある日、偶然鉢合わせてしまった両グループ。互いの想いをぶつけ合う中で突然、夏美と冬毬(とまり)がどこかへ走り去ってしまう。鬼塚姉妹を追いかけてかのんたちがたどりついたのは茨城県牛久の鬼塚家で――。夏美の口から語られたのは、夢を諦め続けた夏美自身の過去と、それを支え続けた冬毬の過去の話だった。

NHK

オニナッツと冬鞠にフォーカスが当たったこの回。二人の関係性ってよりも、トマカノーテとLiella!の接近にこそ意味がある話だったのかなあ、と思ったりもした。それでは行ってまいりましょう。

●オニナッツ、諦めるの早すぎるよ

今回の大きなテーマである「夢」。アバンではオニナッツの夢ノートにどんなことが書いてあったのかあらためて判明するのだが……ちょっと諦めるの早すぎやしねーか?!

この辺とか、まだ諦めるには早すぎるだろ

女優になるとか芸能人になるとか、まだ全然いけたでしょ。冬鞠もいるわけだし、いっくらでも売れる方法あったろ。

これはシンプルに因果関係がおかしい

こう考えると、オニナッツには才能がないとかじゃなくて、ただ諦めるのが早かっただけな気もする。まあ継続するのも才能と言ってしまえばそうなんだけど……。今回はモデルになるとか、オリンピックで金メダルをとるとか、あとはテストの点数くらいは明らかになったけど、それ以外の夢の顛末が気になる。おにぎり100個チャレンジもLtubeでやってたっぽいな。

24時間後ろ歩き生活の顛末が気になりすぎる 何でカイジ風なんだよ

●四季メイには全力で思い知ってもらいます 百合営業ごときではラブライブに勝ちきれないということを

今回から当たり前のように冬鞠が練習に積極参加するようになったけど、それって何なんだろう?

冬鞠ちゃん、メガネのレンズはしっかり拭いた方が良いですぞ

少なくとも前回までは練習にほとんど来なかったし、前回からの変化と言えば四季センターでLiella!本体がライブをやったくらい。オニナッツが目立っていたわけでもなく、ここの説明がもっとあってしかるべきだったのでは。

実際、かのんとマルガレーテは前回のLiella!のパフォーマンスを見て影響を受けたみたいな描写はあるんだけど、冬鞠がパフォーマンスを見て変化したみたいな描写は特になかったと思うし。

そうなると、もともと演技でヒールぶってる説もあるんじゃないかと思った。

闇堕ち冬鞠

だって「全力で姉者に思い知ってもらいます 夢を追いかけることが、いかに無駄かということを」とか素面じゃ言えないでしょ。もうこれ確信犯でしょ。ヒール演じてるでしょ。ぼっろぼろの夢ノートを長年取っておいて、きなこ四季メイに渡すとか完全にアシストしてるでしょ。

「誰がノートをこんなバラバラに……」「ひどいっす」「密輸(Me,too)」

そもそも牛久に住んでて、Liella!くらいしか明確な目立ちポイントがない結女に進学を進めるのも「計算」がないとしなくない? と思ったが牛久から表参道って1時間ちょいで着くんだ……。余談だけど、あんだけ成績悪いオニナッツでも受かる結女ってどうなんすかね?

まあ、新しいLiella!がやっすい百合営業で注目を集めているのに心の底から業を煮やして、圧倒的才能が結集したトマカノーテで早めに叩き潰そうと思ったのかもしれんけど。それなら納得できる。

●良かった点1:冬鞠の劇的ビフォーアフター

ごちゃごちゃ言ったけど、全体的にはまあまあ良い回だと思った。

冬鞠の「あなたたちと姉者との関係は、スクールアイドル活動をしている間だけになるかもしれない。けれど私は、これまでもこれからもずっと見ていくのです、姉者のことを。もう、傷ついてほしくないのです、姉者に」って台詞も良かったし、それがゆえに邪魔しているようなムーブをしているのは、まあ納得できなくもない。これまでも鞠莉の留学問題で同じようなことあったしね。

何よりオニナッツが吹っ切れた姿を見て光を取り戻す冬鞠のすばらしさよ。

Before
After
ここの胡散臭い描写はぶっぶーですわ

●良かった点2:鬼塚商店のFIRE

あと、2期では「(株)オニナッツ」とともに「鬼塚商店」の看板を掲げていた鬼塚家だが、今回その看板はなくなっていた。その代わり「ONITSUKA」という謎看板とともに何らかのショップっぽい店として営業している模様。これはLtubeの収入が相当あって鬼塚商店の経営が大幅に改善され、あとはオニナッツやLiella!ファンの聖地巡礼ビジネスにシフトして左団扇、ということだろう。

2期時点
今回

●良かった点3:かのん教祖の人間宣言

かのんのいろんな表情を見られたのも良かった。トレーニング中にLiella!本体と鉢合わせてめちゃくちゃアワアワしたり、みんなで観光したり、マルガレーテに顔面引っ張られたり、そのあとククの陰に隠れたり。最近はありがたいお言葉を下さる神格化した姿ばっかりだったので、等身大の高校生としてイキイキしてるなと思った。

ただし「ウォーミングアップは終了しました。次のタスクは何でしょう?」に対して「タスク? あのサクサクした?」とか返したの、あれは何? 絶対許さない。

かのんで言えば、1期生たちが2期生を見守る先輩ムーブをしているのも良かった。なぜか恋はいなかったけど……。

(あの照明、丸いなあ……)

●良かった点4:2期生同士のつながりときなこ

オニナッツが、2期生同士で考えていることを発表したり、夢ノートをダシにオニナッツをいびったりといった横のつながりが見えたのも良かった。

何より3話「白色のセンター」の感想記事できなこのことを「無能中間管理職」と揶揄した身からすると、今回のきなこは非常に良かったです。特に「夢を叶えようと思ったら、傷ついたり落ち込んだりするから、笑顔になれる日が来るんすよね」とか、何か言おうとして何を言っているかイマイチ分からないのは、高評価です。

●良かった点5:Liella!とトマカノーテの接近

今回、オニナッツと冬鞠の話に焦点を当てがちだが、実はこの点がキーなんじゃないか。

あらためて、かのんがバーガーショップの店員すぎる

偶然なのかわざとなのか、トレーニング宙に合流してからというものの牛久まで仲良く遠足、オニナッツの家で語らって、その後はマルガレーテも「敵の本部」に侵入してついに自ら公然スパイ活動をするなど、両ユニットの境目がゆるくなってきた。次回もしれっと全員で上海旅行っぽいし、いよいよLet's be ONEか?

璃奈が開発した果林さん追尾用のシステムを思い出した

●悪かった点:謎の大ジャンプ

いや曲やらへんのんか~~~~い!!!!

こんなの絶対曲やる流れじゃん。その後ゼエゼエハアハアしながら良いこと言って冬鞠完落ちするパターンじゃん。それが、噴水大ジャンプだけってなんすか? でも面白かったから、オッケーです。無印二期のにこ回もそんな感じだったしね。ジャンプはしてないけど。

飛びすぎだろマジで

あと、すみれに「ギャラッ!」とかオニナッツに「ナツゥ~」とか、安易に鳴き声出させるのは良くないと思います。

●まとめ:どことなく単調と感じるのはなぜ?

前回の感想記事の最後で「鬼塚商店の謎に触れてほしい」と締めたのだが、その点はやや消化不良。前回、オニナッツが急いで帰ったのの伏線回収もなかったけど、あれ終電ないみたいなノリ? さっきも書いた通り、表参道から牛久って1時間くらいなんですが……。

それ以外は、みんなワイワイと仲良くなった感じもあり、よかったんじゃないっすかね。いやまあ全体的に「良い話」感出してるけど、正直なところそこまで芯食わなかったのも事実。それってなんでだろうと考えるけど、わからん。

強いて言うなら、全体的に一対一の関係で掘り下げていくから、だろうか。四季メイもそうだし、オニナッツと冬鞠もそうだし。別に愛憎ヨーソローみたいに三角関係やれ見たいなことは言わんけど、なんか関係性が単調なんだよな。次回辺りでニュエラ本格始動かもしれんので、その辺りの関係性の強化は、期待したい。

さて、今回もお読みいただきありがとうございました。

(文責:ぺてん師)




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