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ラブライブ!スーパースター!! 3期11話「スーパースター」感想 Liellaが走り続けた意味

どうも、匿名希望のラブライバーこと、ぺてん師です。今回はラブライブ!スーパースター!!3期11話「スーパースター」について。

うぃっす~

●前回までの感想記事リスト(直近3話)

過去回の感想も、毎回頑張って書いているのでよかったら読んでってください!

●11話「スーパースター」感想

●あらすじ
入学手続きを済ませる為、ひとりでウィーン国立音楽学校を訪れることになったかのん。
可可・千砂都・すみれ・恋もまた卒業後の進路を決め、それぞれの未来へと歩み始める。
一方できな子・四季・メイ・夏美たちは、先輩から託されたラブライブ!決勝での歌づくりに奮闘していた。
少しずつ確実に、1期生の卒業に向けて変化していく結ヶ丘。
前人未到の二連覇をかけた、Liella!最後のラブライブ!が始まる──

https://www.youtube.com/watch?v=yXt1U9t2X44

いやー今回も良かった。もはや特にこのnoteで言うことはないんじゃないか。そんなことすら感じるが、まあ今回もいってみましょう。

●ウィーンのウィーン

I have a dream……

「前回のラブライブ」担当はきな子。こいつこんな舌足らずだっけ。

自身のサクセスストーリーを振り返り、さてさていよいよ連覇をかけた決勝前のLiella!。

風格あり

構造上仕方ないのかもしれないけど、出待ちファンの前にさっそうと出てくる構図が何かおもしろかった。

🎧「今日もいっぱい走った~」

いやいや「走った~」って満足そうにいってますが、パフォーマンスの練習は? と思ったが、まだ曲すらないから基礎練こなすっきゃないのか。激しいランニングの余韻に浸っていると、ウィーンのウィーンから電話。かのん、いよいよウィーンへ。

親の訃報聞いたみたいな顔やめろ

●腕組み真姫ガレーテ

戦場ヶ原ひたぎポーズ
謎にホラーテイスト

いやだから、何で妙にシリアスなトーンなんだよ。ひとり、異国の地でナーバスなのはわかるけどさ。あと制服じゃなくて私服でもよかったのではないでしょうか。

一方、日本では……非常に平和な時間が流れていていいね。平安名神社に集う面々。今回からやけにマルガレーテが腕組みしていたのは何なんでしょう。真姫ちゃんに寄せているのか。「私がいるんだもの 絶対優勝よ」とかカマしちゃって。

この顔とかさあ
滅びの呪文「レンパ」を詠唱する姉妹

●怪しい封書、怪しいスカウト

今回は卒業後の進路に関しても少しずつ掘り下げていた。まず、ちぃ。

このカットは本当に嫌な予感しかしません

ポストに封筒が差し込まれるという、ラブライブシリーズでは「呪い」のメタファーであるシーンが挿入されたので不安だったが、無事合格。そんなに長回しではなかったけどちぃの魅力が何かぐっと伝わるシーンだった。こいつってやっぱり部長とかリーダーってタマじゃないのよ。もっと自由にさせとけ。

じょーしょーひょー

お次はすみれ。

いやマジでなんつーとこでスカウトしてんだよ。おかしいだろ。ここで考えられるのは

「(1)このスカウトがゲーセンに張って、良い奴を探していた(不特定多数狙い)」
「(2)すみれがゲーセンの常連だという前情報を基に張っていた(すみれ狙い)」

なんだけどどっちにしても変。前者とか怪しすぎるし、後者ならそこまでニッチな情報得ているなら神社行きなよ。実家情報もおさえてるだろ絶対。

スターっぽいムーブでさらっとかわしているすみれは「かっこいい」より「何か面白い」が勝っちゃった。1期で竹下通りうろうろしてたのから隔世の感はあるけど。

●「ゆるゆるアスファルト」、さすがにそれはいけません

それぞれの道を進み始めている3年生の裏で、下級生にも動き。

まず2年生は、決勝に向けた曲作りもスタート。これまた決勝にはトンチキな名前のグループも多数出場する模様。「ゆるゆるアスファルト」ってアカンやろ。カチカチにしなさい。「やる気MAX風」はギャグを軸にした若手芸人っぽい。

「盛土高校」って。右下はサニパフォロワーかな?

しかしいずれも強豪の模様。メイも「このゆるゆるアスファルトは、一糸乱れぬダンスで知らない人はいない」「次のやるきMAX風も、相当な実力者だ」とか言ってるし。

これまでだったら仕事のなすりつけ合いとか「かのん先輩助けて~」とか抜かして何一つ進んでいなかったのに、前回で自信をつけたきな子がしっかりリーダーとして引っ張っていてよかった。

🦊「先輩に頼るのはもう終わり。(曲は)きな子たちだけで作り上げるべきっす。3年生たちに頼もしいって思ってもらえるように、がんばらねば

四季ナツトーテムポール

とはいえなかなかうまくいかない。披露するステージがでかければでかいほど、曲作りに苦労するのはお約束である。今回も同様で、にっちもさっちもいかずオニナッツが大喜利を始めてしまう。

🥤「例えば人数を生かして、歌詞が11番まである歌……とか?(迫真)
🥤「じゃあ、センターが11人次々入れ替わる曲とか

メイは一笑に付していたが、結構これはこれで面白そう。ラブライブ決勝でやる曲か? といわれると微妙だけど。最終的に2年生たちが選んだのは「体を動かす」。また走る。

あらためて四季の練習着おかしいよね。

いや走りすぎでしょ。ほんとに。結局なにも思い浮かばないし。と思いきや、国立競技場の脇で休憩しているとどこからともなく聞こえてきた合唱の声からヒントを得る。

降ってくる雪とか、天井から落ちる水滴とか、スクールアイドルって着想を得る天才だな。まあいずれも優勝グループなので、そういう特殊な才能がないとラブライブは優勝できないということか。

●冬毱、マルガレーテ完落ちRTAチャレンジ成功

1年生の2人にも動き。わざわざ牛久くんだりから遠路はるばるご苦労さんな冬毱。マルガレーテの投じた「わざわざ家から電車できたの?」という火の玉ストレートを堂々と見送り、ウィーンに戻るのではなく、結女に残らないかとマルガレーテを説得する。

🪼「マルガレーテは、スクールアイドルのことをどんどん好きになっている。私も同じです」

なんかここのマルガレーテやけに所帯じみてんな……。そして間髪入れずに、マルガレーテがもし残れば「みんな喜ぶと思います。誰より私も……」と止めを刺す冬毱。完璧なマルガレーテの処理方法である。オニナッツとの格闘を経て、素直になる大切さを学んだ成果も出ている。

こいつマジですぐほっぺ赤くするよな

Aパートの締めは、われらが渋谷かのん。決勝で披露する曲の構想がきな子から届き、はやる気持ちで空港の出国ロビーで弾き語りを始める。群衆の前で歌えなかったかのんはもういないんだな。こいつも本当に成長している。やばい方向に。

♪夏に間に合うように~

●マルガレーテ、FA行使せず残留 「わざわざ家から電車で来たの?!」返し炸裂

Bパートは輪をかけてよかった。帰国したかのんが、海外の感想を聞いてきたちぃに「もう何もかも新鮮で……」とちょっと強がっているの、良かった。

大仏が苦手というオニナッツの意外な素顔、良かった。海際に生まれ育った人は、津波に襲われる夢を見がちという話を聞いたことがある。こういう地元のアイコンや自然に恐怖心を抱くのは、結構あるあるなんだろう。

鬼塚フラッシュ!

ぜひオニナッツチャンネルでもサブチャンネルでも良いので、冬毱監修のもとでオニナッツの本性にフォーカスしてほしい。オニナッツ、絶対にキャラ入れるより素材そのままの方が魅力的なので。

🥤🪼「「わざわざ家から電車で来たの?!」」

わざわざ家から電車で牛久に来てFA行使せず残留宣言するマルガレーテも良かった。こいつしょっちゅう牛久来てんな。何かお気に入りのドカ食いグルメでもあるのか。

メイと四季も良かった。2期の登場当初から、3期の白色のセンターを経て、上海の夜景を見ながら「メイの方がキレイ」みたいなことを言ってた辺りがピークのヌメヌメした関係ではないのが良かった。

よくしゃべるようになったね、アンタ

きな子と恋ももちろん良かった。この回、唯一これから進む方向への具体的な言及がなかった恋だけど、要はこの学校が長く続き、そして思いをつないでいくことこそが彼女の夢であるということ。

執務室で事務作業するきな子も様になっているし、しっかりと院政を敷く気満々で執務室を監視してくる恋、良かったです。お願いだから副会長とか書記とかもちゃんと手配してあげてください。

●Liella!が走り続ける意味

いやまだ走るんかい! とはいえオープニングのカットをここで切り出してきたのは熱い。それにしてもとにかく走ってたよなあ、Liella!って。抜け駆けして白米ドカ食いするわけでもなく、よく走ってた。

ここまで執拗に走る意味って何だろう。例えば「普通な自分たち」みたいな言及があったAqoursならまだ分かるんだよ。体力もないし基礎からやらなきゃなので。

でもLiella!は、ダンスのエキスパートもいればショウビジネス界のベテランもいるわけで、結構タレントとしては恵まれているし、初期クゥクゥやきな子、オニナッツと体力よわめなメンバーもいるけど、大多数は結構運動もできる。それでもみんなが一緒に走り続ける意味。それはマルガレーテが9話で残した次の言葉に尽きる。

スクールアイドルにとって、みんなの心が一つになることが何よりも大切。誰かひとり優れていても、全員の足並みがそろっていなくては良いライブは生まれない

加入時期も目的も違ったみんなが、ひとつになる。そのために、誰一人残さず走り続ける。そして、誰も成し遂げなかったラブライブ連覇に挑み、伝説になる。

●そして伝説へ…

入りカッコよすぎる。カッコよすぎるけど横から見たら結構輪郭、変だな。あと、黄金のマスク編で正義超人が入っていたバリア、ないしスーパーモンキーボールみたいな演出で笑っちゃった。まあそれぞれみんな別々の道を進んで来たけど、Liella!で一つになれたねみたいなノリの演出だろうか。それとも誰かコロナの濃厚接触者にでもなったんだろうか。

曲もまあ、パンチ効いてないけどしみじみよかった。「スーパースター」というタイトルは不遜に感じるけど、内実は突出したスーパースターではなく、SMAPの「世界に一つだけの花」的なニュアンスを入れつつ、私小説的なノリで良かった。

ここの振り付け、完全に「START:DASH!!」。他にもなんかμ'sを思い出す振りがあったような。
お前美しすぎんだろコラ!

えげつない走り込みをしてきた結果、パフォーマンスが終わっても息切れひとつしないLiella!。難なく連覇。まあラブライブ決勝は出来レースなんで。過程が重要なんで。でも合唱要素少なくない?

そういえばサニパは立見席かなんかで先輩風吹かせてたけど、結女生徒が会場にいた描写はなかったような。連覇ポスターの写真も宣材写真っぽいし、締め出し食らったのだろうか。まあいいや。

●結び

素直に感動してたのに最後の最後で現実を叩きつけられてしまった。やめてくれよ。

にしても今回は「本当に1話なの?」って思えるくらいに各キャラの関係性も利用しつつ掘り下げて、かつしっかりと連覇まで描いていてよかった。曲も歌詞や振りが良かった。このnoteでは触れてないけど、かのん個人の成長も描いてたし、密度が本当に濃い1話であった。

ラブライブ!スーパースター!!、完全に復権したな。あまりにも遅すぎるけど良かったよほんと。尻すぼみより尻上がりの方が、絶対に良いから。

次回ふくめると、3期はあと2話とかだろうか。気になるのがクゥクゥの進路と、Liella!の今後。これまでのシリーズと違い、メンバーを変えても続けていく意思はみんなありそうだし、どうオチを付けていくのか気になる。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。あ、そういえばmixi2始めました。よかったら下からどうぞ。
https://mixi.social/invitations/@null_loveliver/DH6BLhFLc3a3jH36V2WDVP

(文責:ぺてん師)


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