ラブライブ!スーパースター!! 3期8話「結ヶ丘 VS 結ヶ丘」感想 『結果』だけだ!!この世には『結果』だけが残る!!
どうも、匿名希望のラブライバーこと、ぺてん師です。今回はラブライブ!スーパースター!!3期8話「結ヶ丘 VS 結ヶ丘」について。
●前回までの感想記事リスト(直近3話)
過去回の感想も、毎回頑張って書いているのでよかったら読んでってください↓
●8話「結ヶ丘 VS 結ヶ丘」感想
「四季の分析によれば、その原因は鬼塚姉妹の不仲にあるようだった」って、誰が見てもそうだよ。あらすじから無駄に存在感を出してくるLiella!のハリウッドザコシショウこと四季だが、今回やけに出しゃばってたな。
どうしちゃったのこの人? 今まで密輸だかミュウツーしか言ってなかったじゃん。あれか、謎の機械さんざんオニナッツの身体を破壊した罪滅ぼしか。
いや、重大プロジェクトを拝命したメイが炎上して閑職に追いやられないように、アシストを出したのか。こっちの方がありそうだな。まあいいや、今回こんなこと些事クロスロード過ぎるんだよ。
●理事長、嘘ついた?
「負けないよ」ってお前よくこんな顔できるな。勝つためにあんたなんかした? 時系列もよく分らんかった。冒頭のオニナッツと冬鞠描いているところからして決戦当日かと思ったら、全然まだまだじゃん。
ポケモンバトルみたいな構図で笑った。右上のパンも気になる。「カルボナーラパン」とか攻めすぎだろ。「春爛漫!」ってあるけど、4月からずっと貼ってあんのかな。
あとこのポスター見ているやつらが「え~、うそ~」「2組が対決?」みたいなことしか言っていないのもなんなんだ。理事長が「2組が戦うことをみんな危惧している」とか言ってなかったっけ。もしかしてあれ嘘? それともたまたま結女の情報弱者がこの瞬間、一堂に会したのか?
●蛇足多すぎやしねーか?!(カゲヤマ)
いよいよ始まるLiella!とトマカノーテの戦い。最終確認的に理事長が
「生徒の中で一番多かったのは、同じ曲を上海のときのように二組で歌ってほしいという声でした。ただ争うのではなく、結ヶ丘のスクールアイドルとして、同じ条件で競い合ってほしいと。」
とか言ってるけど、これも理事長の嘘に思えてきた。「一番多かった」ってなんだ。次点の意見が気になりすぎる。
これ含めて今回、蛇足が多すぎる。前回の最後、マルガレーテが冬鞠とかのんに伝えたと思われる「トマカノーテが勝ったらLiella!を吸収する」案で良かったんだよ。
にもかかわらず「同じ曲を歌う」「負けた方がいうことを聞く」みたいに外堀埋めすぎだろ。埋めすぎて本丸まで埋まっちゃった感。何でだろう、明確に優劣つけるのはアカンってなったのかな。100メートル走をみんなで手つないでゴールするみたいな。
●まーた仕事の押し付け合いしてるよ、こいつら
前回かのんが「2人の気持ちを解放させる時が来たんだよ」っつってたけど、オニナッツが気持ち解放してるじゃねーか。でも、良かったです。
前回「上司の尻ぬぐい」「無茶ぶりの遂行」の「両方」やらなくっちゃあならない「2期生」のつらいところを、しっかり覚悟を決めてやり抜いたオニナッツ。今回も頑張っていた。
両グループから2人ずつ参加して曲を作るってなって、例のごとく後輩に丸投げする1期生たち。「あなたたちなら大丈夫。話し合って、決めてちょうだい」と無能テンプレみたいな発言するすみれ。
さっそく、仕事の押し付け合いが始まる。口火を切ったのは、爆弾回避に定評があるきな子。「誰が担当するっすか」と他人事である。四季センター回で仕事を押し付けられたメイ、その経験を生かし危機を察知して「きな子、作詞やってみろよ」と押し付けつけるも「いやいや恐れ多いっす」と鉄壁のガード。
その裏で「私ならやれる私ならやれる……」とぶつぶつ繰り返すオニナッツ。こいつ、そのうちうつ病とかに追い込まれそうで心配。
オニナッツが意を決したら決したで「意外な展開ね」とかチクチク言葉で返すすみれが鬼畜すぎる。あげくマルガレーテには「頼りない組み合わせね」とか言われちゃって。もうオニナッツのライフはゼロよ。
●冬鞠の前では「姉者」なオニナッツ
いざ曲を作るになってごちゃごちゃ言い合ったり、先んじて作ってきた曲がロック調だったりという展開はサンシャイン!!2期2話「雨の音」を思い出した。
なんかくだらない小競り合いみたいなのはこれまでもあったけど、こういうぶつかり合いはあまりなかったので、新鮮でよい。冬鞠の前では「オニナッツ」ではなく「夏美」なオニナッツもいいね。すねてるところとかグッドです。
結局言い合いになって交渉決裂したことに対して「じゃあ結局、何も決まらないまま?」とかいう直球をぶつけるきな子には笑った。「かのん先輩、助けてほしいっす~~」とか言われて、やっぱり全く頼られない嵐部長である。
●鬼塚冬鞠=キング・クリムゾン説
曲作りプロジェクトの成否はオニナッツと冬鞠の雪解けにかかっていると推理した四季。いちいち牛久行くのも大変だよな。さて、えっちらおっちら牛久まで来た一行だったが……
何で急に夜になってんの?! はい、答えは簡単、先ほどオニナッツの後ろにひょっこりはんした冬鞠が、キング・クリムゾンだからです。「過程」を飛ばして「結果」だけが残ったんです。そう考えると、今回のジェットコースターのような展開にも納得がいきます。彼女は「過程」を飛ばして「結果」だけを残したんです。
冗談は縦置き(真空ジェシカ)、いや縦置きできねーわ。マジでちょっと展開が急すぎて追いつけなかった。冬鞠とオニナッツのぎくしゃくは3期ここまで、それなりに丁寧に描かれていたけど、最後の詰めをちょっと急ぎ過ぎた感。オニナッツが泣き出したのも、Liella!仕事のストレスで追い込まれたとしか思えなかったよ。
●シラけの3段活用と、大オチかのん
それでもまあね、よかったですよ。冬鞠がびっくりして敬語じゃなくなっちゃうところとか、2人してワンワン泣くところとか。でもね。
シラケました。こんなことはわれわれ視聴者が思うことで、登場人物が言うことではない。ってか前回の予告でこのシーンあったけどギャグシーンだと思ってたからマルガレーテも普通にしっかり泣いてるのはちょっとびっくりした。
いや畳みかけてくんな。本当に冷めました。こいつらに至っては同じ慣用句を言ってるだけだし、黙ってた方がよかったろ。
しっかりオチを付けてくれる渋谷かのん、やっぱりこいつ仕事できるわ。
●ずっと文化祭で良かった。
いよいよ決戦当日。文化祭のわちゃわちゃ感は良いよね。もう残り3話か4話か知らんけどずっとこれでもいいよ。しかし、平穏もつかの間、史上最大の茶番が始まる。
『Dazzling Game』、曲自体はロック調で良かった。でも演出がなあ。何か変にバチバチしているのがすごい違和感だった。衣装脱ぎ捨ててみんな紫の衣装になってるのとかもさあ。もう(合流しか)ないじゃん。これマルガレーテとかどういう気持ちで着たんだろう。と思ったけど控室は別々か。まあいいや。
その後の結果は言わずもがな。きっちり勝ち負けの発表をソワソワして待ってるマルガレーテがかわいそうじゃん。2期のころを考えると、こんなにマルガレーテがかわいそうなキャラになるとは。
勝ちでも負けでもないのに、お互いが相手に吞ませようとしていた「お願い」を聞き出してるのもいらなかった。予定調和の予定調和すぎる。
●歌:嵐 千砂都
は?!?!?!?
いやお前! なんで?!?!?!
百歩譲って「11人で2番歌唱」とかだろ。嵐千砂都、あんた何かしたのかい? まあいいや。おっきな丸になったね。
●結び
ちくちくちくちくやってたオニナッツと冬鞠がやっと素直になれたので、次回はサブタイトル的にもマルガレーテ回かな。ここまでさんざんなので救済してあげてください。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
(文責:ぺてん師)