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ラブライブ!スーパースター!! 3期5話「你好!上海!小籠包〜!」感想 Liella!の階層社会、どげんかせんといかん。

うぃっす~

どうも、匿名希望のラブライバーこと、ぺてん師です。今回はラブライブ!スーパースター!!3期5話「你好!上海!小籠包〜!」について。


ここのかのん、クレヨンしんちゃんでしか見たことない揺れ方してたよね

●5話「你好!上海!小籠包〜!」感想

今回のあらすじ↓

1学期が終わり、夏休みが始まろうとしている結ヶ丘。1期生に卒業の足音が少しずつ近づく中、可可(クゥクゥ)は、かのんに進路の相談をしていた。このまま歌を続けるか、歌をやめて大学へ進学するか、思い悩んでいた可可。そして夏休みを迎えたかのんの元に届いた謎のエアメール、入っていたのは上海への航空券だった。帰省した可可に何かあったと考えたかのんたちは、真相を確かめるべく上海へと飛び立つ。

NHK公式Webサイト「アニメ ラブライブ!スーパースター!!」ページより

「エアメール」という悪魔の単語。見るだけで頭が痛くなる。トリコロールすら見たくない。そんなラブライブ愛好家も多いのでは。てか何でククの住所は知られてないのに、ククは他メンバーの住所知ってんだよ。

赤紙ならぬ赤青白紙到着

というのはさておき、前回の記事で「オニナッツ&冬鞠回」というメインテーマもありつつ、トマカノーテとLiella!本体の接近という点に大きな意味がありそうと書いた上での今回。果たしてその結果は――さっそく、行ってみましょう。

●気になった点:厳格な階層社会、それがLiella!

結論から言うと、まだ新生Liella!になるには時間がかかるんだなと思った。

というかLiella!って結構ゾーニングされてるよね。何か重大なことを話すときは1期生(現3年)が集まって、2期生(現2年)は別で集まってさ。

というか2年生勢がそろってかのんの実家カフェに行ったことってあったっけ。それ言うと穂むらとか十千万旅館に集まった印象もないけど、それらと違ってかのん実家はガチのカフェじゃん。普通に行こうと思えば行って、たむろできるじゃん。

これきなこと四季は牛乳でも飲んでるの? わざわざ洒落たカフェのテラスで。

このカットとか、無駄に遠景でなんか悲しさを感じちゃった。

確かに2期生が入ったとき、1期生とのギャップに悩む描写もあったし、ラブライブを戦うに当たってゴタゴタもあった。これまで加入するタイミングは違っても同じ年度にみんなが集まったμ'sとかAqoursと、Liella!は違う。

それでももっとやりようあるでしょ。この世代ごとのゾーニングが、いまいちLiella!が抜けきらないところにもつながっているのでは。このままじゃトマカノーテとLiella!本隊が合流した先も思いやられるわい。

上海行きが決まったとき、メイがのんきに「旅行だ~!」みたいに喜んでるのも、どうなのよ。期末試験が終わって「3年生も受験の時期だねえ~」みたいな話をしていたよな。しかもククが上海に行って音信不通という事情もあるのに、旅行に行けるとかのんきに喜んでいる場合か? ここも1期生と2期生の分断というか、情報格差というか、そういうのが現れている部分だと思った。

全然関係ないけど、この奥のキャラ描く必要あった?

●気になった点:上海旅行なの? 人探しなの? 部長はちゃんと仕事してくれ。

上海もまあ良かったとは思いつつ、クク探しなのか旅行なのか、いまいちスタンスがあいまいだから消化不良に感じた。

そんな中でひとり、群を抜いてめちゃくちゃ楽しんでいたのが嵐千砂都さん。丸いの見てれば済むならお台場のフジテレビでも行っとけ。まがりなりにも部長なんだし、一応かのんはトマカノーテ所属なんだからしっかりしてくれよ。

これがラブライブを制覇した部の部長です。

ザコシフォームになって謎のデバイスを駆使する四季、オタクの聖地巡りにしか見えないメイなどの方がよっぽど真剣にクク探ししてたぞ。

沼津行ったときの俺らじゃん

せっかくいろんな観光地回ってるのに、キョロキョロしてキャラ同士の会話もあんまなかったし、年次が違う部員たちの会話がそっけなく感じたのもマイナス。「映え!映え!」みたいに興奮しているオニナッツに「刺激的な街ですね」(恋)とか、適当にもほどがあるだろ。

逆に仲良しで固まっているときはみんなイキイキしてたのは、まあそれはそれでよし。船の上で景色みて感動している冬鞠に「海外初めてなの? 私は子どものころから何か国も訪れてたから(困難で感動しないわ)w」とか無駄に海外イキリしてるマルガレーテには笑っちゃった。

●気になった点:デスタムーア系女子、マルガレーテ

マルガレーテでいえば、冬鞠はオニナッツという“逃げ道”があるからまだいいけど、ちょっとかわいそうになってきた。

冬鞠結構このポーズするよね。レーザーマンかよ。

長期的に見ればそりゃトマカノーテとLiella!本隊で合流するのがラブライブ制覇の近道だとは思う。にしても今時点でマルガレーテはまだその可能性なぞ考えていないし、トマカノーテとして戦うつもりなわけで。

ナゲットのソースが入ってなかったんだけど!

「Liella!=敵」として、かのんにスパイ疑惑もかけて釘を刺してきたマルガレーテ。今回、上海行きを決めたかのんに対して「え?」と、割と真剣な疑問の声を呈して、かつ今までにない「おいおいマジかよこいつ」みたいな憔悴した顔を見せられたら、同情を禁じ得ない。かのんは言葉遊びみたいに正当化してたけど、「お人よし」で片づけられないとんでもない利敵行為だろ。

割とマジでドン引きしてない?

ストーリー上の扱いもそうだし、キャラもなんか安っぽいツンデレキャラというか、噛ませに落ち着いてきた感がある。何の科目か知らないけど、いきなり日本来て期末で90点取ってたら大金星じゃん。冬鞠で追い打ちかける必要ないだろ。

「本気出してないから!  左手でやったのよ!ひ だ り て で!」という回答も苦し紛れすぎるわ。ってか右手と左手で能力が違うってデスタムーア最終形態かよ。登場したときからキャラ変しまくっていることから考えると、確かにデスタムーアか。ちなみにデスタムーアは左手がザオリク使ってくるから右より左の方が優秀です。

俺はもっと「スクールアイドルの輪が広がっていく感じがするなあ」とか気持ち悪いこと言うかのんに「気持ち悪い」とストレートに伝えられるマルガレーテでいてほしいんだよ。その気持ち忘れんなよ。ラブライブ大会を荒らしたトゲアリマルガレーテどこいった。

こういう顔はもっと見せていけ

●気になった点:恋の存在感

これも問題点ではないか。そりゃ「11人もいる!」状態なのでキャラ全員を立てるのは難しいと思う。トマカノーテに焦点当てがちな3期だしLiella!本隊が薄くなるのもわかる。

そもそも部長で丸中毒のちぃ、「ギャラクシー」という鳴き声と業界人ボケを持つすみれ、ザコシフォームを持つ四季、のバーターであるメイ、さらに無能中間管理職のきなこと比較して、恋のキャラは立ってない。

「すみれちゃん、お出かけするときはああなっちゃうから」とかいうちくちく言葉

それにしても、である。先述したオニナッツへの無気力な合いの手もそうだし、取りあえず「時間が空いたら何か言わしとこw」みたいなキャラになっている恋が可哀そう。

薄いこと言うだけならまだしも、上海行くかどうか話しているときに「海外に行って私たちに何かできることがあるでしょうか」とか正論だけどどっちらけな発言している点も大減点である。2期は「UR 葉月恋」という救済回があったけど、3期はこのまま人畜微害なキャラで突き進むのか、心配です。

●良かった点:次回への足がかり

文句ばっかり言ってきたが、ククの姉者が出てからは良かった。「タン・モンモンです」って聞こえたけど「唐萌萌(タン・ムンムン)」なのね。

きなこの姉者にもなれそう
むしろきなこの姉者の方が納得感あるかも

最終盤のククのパフォーマンスとか画に気合を感じたし、次回、どのような形でみんながパフォーマンスをするのか。ようやくここで、ニュエラ爆誕かと期待がかかる。

てかあの船って唐家所有なのかね。一応デッキ下の客席とかも照明付いてたけど、一般客乗せてあんなパフォーマンスできないよな。

今回はこんなところでしょうか。長々と、お読みいただきありがとうございました。

(文責:ぺてん師)


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