執筆報告:2024年8月度
8月が終わり、ようやく夏の断末魔が聞こえてきそうなくらいになりました。相変わらず暑いですが、ちょっと暑さはマシになったかな?いや、気のせいかもしれません。私は夏が始まった瞬間から「はよ終われ、夏」とずっと思っているくらい夏が嫌いな人間なので、ようやく人間が生きることを許される季節の訪れを感じられてうれしい限りです。
創作の方も完全に勘を取り戻した……ところまでは行けていませんが、長編書きと名乗れるくらいには頑張った月にできたので、このまま2024年ラストスパートまで駆け抜けたいと思います。
それでは、2024年8月の執筆報告です。
2024年8月度
執筆文字数:74537文字 <7月:43657文字/対前月比170.7%>
累計:5786842文字
2024年累計:582436文字
7月に書けなかった分、対前月比の数字が大きくなりました。これもまた数字のトリック。
内訳:
・note記事×1
「執筆報告」
いつも通り、特筆すべきことなし。そろそろnoteでも何か書きたいなあと思いつつ、エッセイとか普段考えていることもカクヨムで発信した方がいいんじゃないかなあ、と思う今日この頃です。
・ウマ娘二次創作×0
https://syosetu.org/novel/340257/
今月は書けませんでしたが、宣伝がてらリンクだけは貼っておきます。
一応完全にネタが尽きてしまったわけではなく、ドゥラとネオユニあたりは書きたいなあ、と考えていたりします。長編の進捗とにらめっこしながらの執筆になるので、気長にお待ちいただければ。
・R18短編×1
「夫婦前夜」
今回はタイトルが大丈夫なものなので公開しますが、これは織田作之助『夫婦善哉』のもじりになっています。私が「夫婦善哉」を「ふうふぜんや」と読み間違えたことがきっかけですね。もちろん正解は「めおとぜんざい」で、ぜんざいって食べ物のあのぜんざいなわけですが、そこから始まって、これから夫婦になる男女二人の逢瀬を書いてみよう、ということでネタだけはずっと眠っていました。一時は中編~長編にするかどうかも迷ったのですが、そこまでもたせられるようなテーマ性はないだろうと判断し、短編化することを決定。半年以上眠らせた末に、ようやく作品として出すことができました。がっつり濡れ場が存在するので閲覧注意ですが、ところどころレトロな雰囲気を意識しつつ書いたつもりですので、ご興味があればぜひ。
・全年齢短編×2
「???」
※匿名短文元神童企画 参加作品
「???」
※匿名狂愛短編企画 参加作品
いずれもまだ開始直後の企画ですので、タイトルを公開することはできません。が、いずれも面白い個人企画だと思いますので、ぜひ読みに行ってみてください。元神童はカクヨム、狂愛の方はなろうでの開催です。
ちなみに、元神童の方は気になった作品をピックアップし、感想を書いたのをカクヨムに投稿しました。
・カクヨムエッセイ
「AIと協力する物書き のその先」
私自身は生成系AIを美化しているわけでも、反対しているわけでもありません。物議を醸しそうなタイトルですが、それはたぶんいつも通り。
生成系AIと創作活動って相当相性が悪いのはよく分かっているつもりです。それは文章もイラストも散々食い物にされてしまっている現状を見ると、明らかですよね。でも生成系AIそのものが悪いのではなく、本質は使用者の倫理観の問題です。こればっかりは創作者が「やめろ」と声を上げるしかなく、そういう悪用をする人間が淘汰されることを願うばかりなのですが、一方でがむしゃらに反対ばかりしていては技術の停滞が危惧されます。
ただの巻紙に毛筆でしたためていた『源氏物語』の時代から、万年筆で原稿用紙に書き殴る『吾輩は猫である』の時代、そしてワープロからPCの時代へ。技術革新は時代を追うごとに加速し、こと執筆環境に関しては劇的な進化を遂げているはずなのに、果たして闇雲に新たな技術の導入を拒んでいていいのか。そういう思いで、このエッセイを書いています。
実はChatGPTやCopilotに代表される生成系AIも、ここ数年、コロナ禍前後に出てきたばかりの技術です。それがここまで普及し、今創作界隈を現在進行形で脅かしています。でも、きちんと使い方を考えれば、健全な創作活動の発展にも活かせるはず。私はそう信じています。少なくとも、自分だけは健全な使い方をしたいね、という気持ちです。ものづくりに携わる研究職の人間として、創作界の発展と認識のアップデートをしたいなと考えています。
・新しいことやりましたリスト(カクヨム):更新
・長編
リバース=システム(書き溜め中):投稿開始!18話まで
宝くじ母娘(ノクターン):完結
8月に一番力を入れていたのは「宝くじ母娘」シリーズでした。宣言通り、何とか8月半ばに完結させることができ、これで完結済み長編の数は「21」になりました。当初から終わらせ方は決まっていたのですが、プロットがなかったため道中に苦労し、結果途中で更新が止まってしまった作品でした。じゃあプロット書けばいいじゃん、となるのは当然なのですが、個人的にはプロットで大まかな話の流れを決める(=プロットがあるからといってその通りに話が進むとは限らない、あくまで参考資料にするのが私のスタンス)のがいいパターンと、ストーリーの自由度を担保するためにあえてプロットを書かない方がいいパターンの二つがあると思っています。宝くじ母娘はどちらかというと後者で、母親と四姉妹の過去を少しずつ明かしながらストーリーを進めるにあたって、あまり道筋を決め過ぎない方がいいだろうと判断した結果でした。頭の中ではなんとなくの流れはあったのですが、プロットに起こすほどのものではなかった、ということですね。
ずいぶん回り道をした気がしますが、完結できたので結果オーライ。これで心置きなく、カクヨムの新作『リバース=システム』に集中できます。
そのリバース=システムなのですが、ちょうどカクヨムで「どの作品でもいいから8月末まで毎日何かしら更新したら500リワード」というキャンペーンが始まったので、これを逃すわけにはいかないとストック量度外視で投稿を始めました。最後の方はかなりカツカツで、エッセイなどを更新してごまかしていましたが、無事に500リワード付与の条件を達成できました。これがもし一つの作品の更新のみ対象だったら、脱落しているところでした。危ない危ない。
進捗としては、1章が終わり、いよいよ能力に支配された大阪府吹田市の実態に迫っていく2章以降に手をつけられている状態。とはいえ、こちらも見切り発車で始めてしまった作品で、プロットが存在しないので、それなりに苦労するかもしれません。分かっているならプロットを書けばいいのに……。
以上、8月に書いた作品のご紹介でした。
9月は旅行に出かけるのとちょっと忙しくなりそうなのとで、今回と同じくらい書けるかどうかは不透明です。ですがリバース=システムがそれなりに進んだ!と言えるくらいになりたいなとは思っています。
それでは。