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大分・宮崎ドライブ旅 Day5(最終日) 宿泊:宮崎カーフェリー

ドライブがかなりの時間を占めていたこの旅行も最終日となり、あとは宮崎市入りすれば最悪OKということになりました。ただ、前日宿泊の日向市から宮崎市は70kmくらいの距離なので、高速を使えば長めに見積もっても2時間。ということで、ギリギリまで観光する計画を立てていました。

まずは宮崎市を素通りし、南隣の日南市へ。これまでのルートや訪問地からも、私が史跡や神社大好き人間だということはよく分かっていただけたと思います。この日も神社巡りをする予定で、鵜戸神宮へ向かいました。
洞窟の中に本殿があったり、霊石亀石に玉を投げ入れて入ると願いが叶うという言い伝えで知られています。こちらも海沿い、というか崖沿いに参道や本殿があり、8月末の台風で参拝できなくなっていたようです。宮崎県全体がそうですが、台風の勢いが強い状態で通過しやすく、関西よりも被害を受けやすい位置にあると思います。あの大型台風通過後1週間かそこらでよく参拝できるようになっていたなあと、今さらながら思います。

さて、肝心の参拝なのですが、お参りと御朱印をいただくのでついに現金が尽きてしまい、運玉の投げ入れはできませんでした。皆さんはぜひ、現金をきちんと持たれてから(特に小銭)、神社などのお参りに行かれることを強くおすすめします(2回目)。

とはいえ、参拝自体は無事にできたので目的は達成。日南市からさらに南下して都城まで行ってしまうと、おそらく定刻までに宮崎港に行けなくなるので、今度は宮崎市内へ戻る方向に車を走らせました。ちなみに宮崎港は宮崎駅から1km離れているかどうか、というくらいの近さなので、市内中心部に入りさえすれば大丈夫だとは考えていました。また、宮崎空港も宮崎駅から電車で3駅という近さなので、宮崎は主要な交通手段がコンパクトにまとまっている都市だな、と実際行ってみて感じました。

宮崎市に戻る途中に青島神社があるので、こちらにも立ち寄りました。橋を渡ったところにある、1周1.5kmほどの小島全体が境内になっている神社で、鬼の洗濯板に囲まれているのも特徴の一つです。そういえば、昔学生時代、教科書か何かで鬼の洗濯板の写真を見かけた記憶があるのですが、意図せぬ形で現場に行ってこの目で見ることができました。青島神社に行くのもGoogleMapを見ながら道中にあるから決めたという感じで、詳しく調べていなかったので、本当に偶然でした。
直近で行ったからかもしれませんが、雰囲気としては天橋立に似たものを感じました。「縁結びを始め 、あらゆる和合をもたらす神様として信仰の篤い彦火々出見命とその御后豊玉姫命を御祀り申上げた青島神社」とのことなので、やっぱり私縁結び神社に行く回数だけはやたら多いですね。めちゃくちゃ必死な人みたいだな……。
青島神社の島は1周1.5kmということで、私のような足の速い人が歩けば15〜20分ほどでまわれます。といっても神社以外は鬼の洗濯板が並ぶ海岸線があるだけなのですが、軽く散策してからその場を後にしました。

この時点で昼下がり、15時前だったので、遅めのお昼を食べることに。
私は宮崎名物といえばどうしても冷や汁を想像してしまい、この日は冷や汁とちょっとマンゴーでも食べられればそれでいいとすら思っていました。実は鵜戸神宮から青島神社までの間に冷や汁をやっている定食屋さんを見かけたのですが、のぼりを見てとっさの判断はできずやむなくスルー。何とか食べられないかと調べたところ、宮崎空港内のレストランにあるとのこと。せっかく市のほぼ中心部に空港があるということで元々行きたかったので、そこで冷や汁定食をいただくことにしました。空港に入って真ん中のエスカレーターから3Fに上がると正面に見える、「おもてなし 夢かぐら」さんです。

この後乗るフェリーの中ではもしかするとあんまりご飯を食べられないかも、と思ったので、冷や汁定食の他にしいたけの塩焼きもいただきました。どちらも大変おいしかったです。しいたけは元から好きなんですが、いい塩の効かせ方で、肉厚でジューシーなしいたけのおいしさを堪能できました。冷や汁定食の方も、チキン南蛮や丸干しなんかも少しずつついた欲張りセットで、小さめとはいえ魚一匹丸ごと食べるのが苦手な私でも、冷や汁とよく合うなと思いながら大変おいしくいただけました。やはり困った時の空港ですね。

空港では最後のお土産タイムも作り、いよいよフェリー乗り場まで行くかとも思ったのですが、まだ少しだけ時間が余っていたためイオンモール宮崎へ。こいつまたイオンモール行ってるよ、という声が聞こえてきそう。さすがに県庁所在地のイオンモール、今治新都市よりも心なしか広い気がしたので、こちらは本当に軽く散策だけして終了。イオンモールも宮崎駅や、宮崎港からほど近い場所にあるので、観光地と言っていいのか分かりませんがおすすめです。

ここまでばっちり満喫して、ようやく宮崎港からフェリーに乗船。宮崎港から神戸港までを結んでおり、楽に関西方面へ帰れるのもそうですが、「人生で一度くらいはマイカーでフェリーに乗り込み、着いたら次の日の朝ってやつをやってみたい」というモチベーションがあり、この船旅を選びました。
船内はバイキングがあったり、お風呂もちゃんとついていたり、並のホテルと変わらないサービスだと感じたのですが、唯一睡眠だけがどうしても十分に取れず。もともと家以外ではちょっと寝つきが悪くなるのですが、ずっと揺れているからかそれとも激狭な部屋だったからなのか、夜中に何度も目が覚めてしまい、あんまりぐっすり寝られた気がしませんでした。もしかしたらちょっとフェリーは合わないのかもな……と思ったのでした。

◯総括
全体として、ちょこちょこ思うようにいかなかったところはあったものの、ざっくり楽しく旅行できたかなと思います。
かなりゆっくりした行程だったので、参考にしやすいかもしれません。ぜひパクっていただければと思います。
次は鹿児島・熊本方面も行ってみたいですね。

つらつらと語りましたが、今回の旅行記はこのあたりにしたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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