【2022/1/1日記】童謡 お正月 適正時期短くない?
あけましておめでとうございます。
さっそくですが、お正月といえば童謡お正月。
なのでその話をします。
新年早々導入が下手ですが自由にいきましょう。
さて、童謡 お正月といえば、誰でも一度は耳にしたことがあるかと思います。歌詞はこんな感じです。
この歌、よくみると最初の歌詞に「もういくつ寝ると」とあることから、お正月当日の歌ではないことがわかります。
じゃあこれ、いつなんでしょうか?
この日記を書いてるのが1月1日なので、あと365日寝ればお正月になるわけですが、あんまり正月早々に来年のお正月を待ち望む子供もそうはいないでしょう。
そして全く関係ない時期、例えば6月くらいに歌う子もちょっと怖いですね。「もう〜185日寝ると〜お正月〜」とか歌ってたとして、もしも暗算で日数換算していたらそれはそれですごいですがもっと目先のことに目を向けてほしいです。
そうなると、この歌は12月くらいの時期感覚でしょうか。それならわかる気がします。
じゃあ12月後半にお正月の歌を歌うかというと、ちょっとあれって思います。もうちょっと具体的な日数を思い浮かべてみましょう、12/24とかにこの歌思いうかべますか?多分しませんね、じゃあ何を思い浮かべてるか。そう、クリスマスです。
クリスマスといえば、大体の子供にとって正月以上に盛り上がるイベントです。凧あげよりもNintendoスイッチがもらえるほうがテンションもあがるでしょう。
そうなると、目前にお子様一大ビッグ盛り上がりイベントのクリスマスがある時期に子供たちはお正月までの日数は数えていないと考えられます。我々大人だっていつも目の前のことに追われ、いまからやっとけば楽なのに結局3月末に確定申告をしに役所に駆け込むのです。きっと子供だってクリスマスの前に正月なんて考えられないでしょう。
となるときっと、クリスマス当日を除き12/26あたりからようやくお正月の日数を数えることとなります。つまり最終的に考えられるお正月の歌の“旬”は大晦日除いて12/26〜12/30くらいでしょうか。短い!5日しかない!!
そう、お正月の歌は年5日しか旬がないのです。法律で決まっている年間の有給休暇最低取得日数と同じなので、それ以下しかとれない会社にお勤めの方は三ヶ日終わったらすぐ労基行ってください。
じゃあこの歌はめちゃめちゃ短い旬のためにつくられたかといえばそうじゃないですね、結論からいってしまえば時代の問題です。
お正月の歌の初出は、1901年に出版された児童向け歌曲集です。作曲は滝廉太郎、作詞は東くめ。東くめ氏の名前は存じ上げなかったのですが、「雪はこんこ」「春の海」などの作詞を担当された方だそうです。冬〜春の童謡を制覇している。
対して、クリスマスが日本に浸透しだしたのはいつか。ウェブの記事があったので読んでみると、1800年後半から浸透し始め、例えばクリスマス商戦などの始まりは1900年と、ちょうどお正月の歌の発表と同時期だったようです。
つまり、この歌の発表当時はまだクリスマスの概念が広まり始めた過渡期で、まだまだ12月=お正月間近というイメージのほうが優勢だったのではないかと考えられるわけです。
そして時代を経て、クリスマス=子供がプレゼントをもらえる日というイメージが浸透したことで必然的にお正月を楽しみにする期間が短くなったということでしょう。
というわけで歌詞の旬が短いお正月の歌ではありますが、個人的にはクリスマスと正月の切り替えの早さ嫌いじゃないのでこのままやってってほしいですね。
は〜やくこ〜いこ〜いお正月〜〜
ということで以上!
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