城山おろしが吹いてきた
風がすごい!
吹き荒れた!と思う程の強さだ。
夜から夜中にかけては
シャッターはガシャンガシャン鳴るし、
窓と網戸の僅かなすき間があるのか、
時折、ぴゅ~っと高い音で駆け抜ける。
「颪(おろし)」という
言葉を聞いたことがある。
強い風が山頂から下にかけて
吹く現象だ。六甲おろしもそうだ。
漢字はそのまま下の風と書く。
上に風はないのか。
他に山に風と書いて、
嵐となる。
ふくからに
秋の草木のしをるれば
むべ山風を
嵐といふらむ
文屋康秀(ふんややすひで)
こんな百人一首があったのを思い出した。
必死で覚えて、札を取り合った。
それこそ、正月に親戚が集まってやった。
飽きたら、坊主めくり(ローカル遊び?)。
今ではどのくらいの家が
正月にやるのだろうか。
そう思うと、帰ったら
家の百人一首を出してみたくなったぞ。