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捨てることはモノを大切にすること

今回のテーマは、
「捨てることはモノを大切にすること」です。

あなたはモノを大切にしていますか?

僕は数年前まで恥ずかしながら、
モノを大切にしない人間でした。

例えば家の鍵や財布がどこに行ったのか
毎日のように探していたり。

10万円近い自転車を雨ざらしにして、
さびれさせては寿命を縮めたり。

と、もっと愛着を持っていれば、
失くすこともないし、長く活用できただろうなって、
今となってはそう思います。

気持ちと時間を向けられるキャパシティ

そんな僕も無関心だったわけではなく、

「なぜモノを大切にできないんだろう」

って自己分析はしていたんですよね。

そして導き出した答えなんですが、

「人が気持ちと時間を向けられる、
キャパシティが決まっている」

ということなんです。

モノが多い状態というのは気持ちや時間が
それぞれのモノに分散してしまいます。

もちろん満遍なく、というわけではないのですが、
意識はモノそれぞれに向いちゃうんですよね。

例えば、モノが多い状態って、
対象物を見つけたいときに探す動作が増えますよね。

極端な話ですが、

モノが溢れてごった返している状態から探すときは
対象物ではないモノたちを認識しながら
「これは違う、あれも違う」と掻き分けるように探すし、

モノが少なければ、目を移して対象物がないか
探すだけでいいわけです。

本来は対象物に気持ちを向けたいのに、
不本意ながらほかのモノにまで
気持ちを向けざるを得ないんですよね。

ケンブリッジ大学の教授の研究で、
人は1日3万5000回もの決断を行っている
という研究結果があります。

無意識にも1日にこれだけ多く決断しているのですが、
決断回数が多いとどんどん決断疲れを起こして、
パフォーマンスが下がっちゃうんですよね。

そして決断をやめちゃうんです。

モノを探して「これは違う、あれも違う」と
行っているのもひとつの決断。
そんなことをしていたら、
いくら大切なものでも目を向ける前に
疲れちゃうんじゃないかなって思うんですよね。

そしてたくさんのモノひとつひとつに
目を向けたら時間も奪われちゃいます。

だから僕は

「人が気持ちと時間を向けられる、
キャパシティが決まっている」

って思ったんです。

モノは極力捨てる

そう結論付けた後は、
モノを極力捨てていくことにしました。

ゴミ袋何個分だろう?

数年前なのでしっかりと覚えていませんが、
5つ分ぐらいは出たんじゃないでしょうか。

捨てる基準としては

・1年間で使ったことがあるか
・持っていてワクワクするかどうか

ですね。

するとゴミ袋5つ分も出てきたわけです。
いかに不要なものに囲まれて過ごしてきたか
わかりますよねー。

ちなみに迷う場面があったら、
捨てる!という人もいますが、
僕はもう3か月くらい決断を保留しています。

「保留ボックス」に入れて、
目に見えないところにしまってます。

そしてもう一度見たときに、
同じ判断基準で捨てるかどうかを決めています。

そしたら、「あ、これは残そう!」とか
「やっぱりいらないや」って判断しやすくなります。

それこそ3か月経たずに元に戻すこともあります。

急いで捨てて大切なものを
失わないように配慮しています。

で、どんどん捨てていくと、
本当に必要なもの、大切なものがわかります。

そしてそれらのモノに気持ちや時間を向けるための
障害物も無くなりますから、愛着もさらに湧いてきます。

これに気づいてから
僕はモノを大切にできるようになりました。

またこれは仕事や人生に置き換えても一緒だなぁ。
と思っていて、、

・重要度の低い仕事ばかりに目を向けて、
 重要度の高い仕事ができないとか

・好きでもないことに時間を割いて、
 やりたいことに時間が使えないとか

これも同じように整理できるんですよね。

捨てることというのは
大切なモノに目を向けること。

一度ご自身の大切なモノを見つめ直すために、
捨てることを始めてみてはいかがでしょうか。


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