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BiSH全アルバムを振り返る【KiLLER BiSH編】

 こんにちは、Hisaです。皆さんはBiSHというアイドルグループをご存じでしょうか。2023年の6月に惜しくも解散してしまったグループなのですが、私は大好きなグループです。そんなBiSHが出したアルバムを個人的な備忘録もかねて振り返っていきます。ちなみに前回の記事がこちら。



KiLLER BiSH

今回は3作目のアルバム、「KiLLER BiSH」を扱います。2016年の10月に発売されており、メジャーデビュー後初のアルバムです。その上、ハグミィが脱退しアユニ・Dが加入されており、2023年6月まで活動したメンバーがようやく勢ぞろいした形になります。なので、BiSHの土台となっているアルバムなのではないでしょうか。代表曲「オーケストラ」も収録されていますし。

DEADMAN

 実はBiSHのメジャーデビューシングルである「DEADMAN」。本アルバムでは、アユニが加入して再収録しています。曲調はパンクっぽくて1分37秒という短さでも有名です。カラオケで残り時間が3分しかないときに歌う一曲としてもおすすめです。早口すぎて歌いにくい点には要注意ですが。歌詞はデビュー曲にふさわしくて「感情だけで揺らしたい」、「壁があるなら壊したい」、「売れたい」、「モテない」など欲望を前面に押し出しています(モテたいは関係あるのか?笑)。

ファーストキッチンライフ

 MVは出ていないので世間的には無名曲かもしれませんが、ファンの間では評価の高い楽曲です。リンリンが作詞で、リンリンらしさが出ていると個人的には思っています。あんまりどういう曲なのか、どういうタイトルなのかはわかっていないのですが、リンリン曰く「色んなテレビのおじさんたちに見つけてほしいと思って書いた」そうです。そう考えてみると、「ファースト」と「ライフ」はなんとなく意味は理解できますが「キッチン」はよくわからないですね。タイトルの由来を知っている人いたら教えてください。

オーケストラ

 言わずと知れた名曲。上2曲とは一気に毛色が変わって聴かせる系の曲ですが、「オーケストラ新規」という言葉もあるほど影響を与えた曲です。別れをテーマにした曲であり、辛さからくる涙や声、音がオーケストラのようであるという美しい比喩です。個人的にはイントロのチッチのパートが好きで、特にYouTubeにあがっている大阪城ホールのライブ映像をよく見ています。

Stairway to me

 音源以外であまり聴いたことがないですが、個人的には相当好きな曲です。stairwayは「階段」という意味なので、自分が成長して階段を上っていきたいという想いを優しく歌っているのだと思います。この曲は6分27秒の大作なのですが、歌詞のある部分は約半分で終わります。後半はギターソロなどの音楽のみになっています。その斬新さも含めて好きな一曲です。私の記憶では、後半部分もちゃんと振りがあったはずです。BiSH presents FROM DUSK TiLL DAWNを見返さないとわかりませんが。

IDOL is SHiT

 歌詞通り歌ってる?っていうくらい何言ってるかわからない曲で、OTNKを思い起こさせます。洋楽っぽいですが、歌詞を見たら全部日本語です。曲調も含めて初期のBiSHっぽい曲だと感じています。

本当本気

 アユニの作詞曲といえばこの曲。最初のアユニのパートから始まり、馬鹿にされたりナメられたりしているときの想いを歌っています。この曲に勇気づけられた人は多いのではないでしょうか。MVでは初々しいアユニを見ることができます。あと、アイナとチッチがキスをしているMVとしても知られています。

KNAVE

 モモコも作詞に携わっている曲。knaveは「悪党、ならず者」という意味です。悪いこととは何なのか、本当に悪いことなのかを問いつつ、自由に羽ばたきたいという想いを歌っています。「悪いことは本当に悪いことなんですか?ごみの分別みたいに綺麗には行かないはずさ」という歌詞が凄く好きです。

Am I FRENZY??

 初めてこの曲のライブ映像をYouTubeで観た時、衝撃を受けた記憶があります。

 リンリンの作詞曲でありつつ、リンリンが完全に主役の曲です。frenzyは「乱心、狂乱、熱狂」みたいな意味があります(英単語の勉強にもなりますね!)。まさにリンリンのいい意味で「狂ってる」部分が歌詞にもパフォーマンスにも出ています。

My distinction

 こちらもリンリンの作詞曲。distinctionには「差別、特徴、著名、殊勲」などの色んな意味がある多義語なのですが、この曲ではおそらく差別、区別に近い意味で使っていると思います。他人に対して妬んだりけなしたりしている自分に苛立ちを覚えるという人間味ある曲になっています。リンリンの作詞曲は人間味がでている良い曲が多いですね。

summertime

 おそらく唯一の、全歌詞英語の曲です。しかもモモコの作詞。何かのインタビューで、作詞に苦労したという話を聞いた気もします。夏曲でありながら、私と英語力から推測するとおそらく恋愛ソングだと思います。自信なしですが。

Hey gate

 BiSHのラジオ番組「ATTACK OF THE KiLLER BiSH」のオープニング曲でもあったこの曲。アイナの作詞曲で、ヘイゲートから派生して「ハゲ」をテーマにして歌っている曲です。簡単に言うと、バーコード頭の「バーコードマフィア」が近づいてくる曲です(笑)。


Throw away

 この曲もアイナが作詞しています。throw awayは「捨てる」という意味です。今までの苦手な世界を投げ捨てていこう!、辛いことがあれば無理せず投げ出してもいい!というメッセージのある歌になっています。

生きててよかったというのなら

 アルバムの最後を飾るのがこの曲。トリにふさわしい温かい曲になっています。個人的にはもっとライブで観たかった一曲です。ポジティブな曲に見せかけて、歌詞はネガティブです。ここにはいたくないが、目的もないという迷いを歌っています。メジャーデビューしたBiSHが、実は不安や迷いでいっぱいだというメッセージが込められていうのではないでしょうか。

まとめ

 ということで、BiSH全アルバムを振り返るシリーズの第3弾でした。第4弾以降もやるつもりです。お楽しみに。


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