BiSH全アルバムを振り返る【Brand-new idol SHiT編】

　こんにちは、Hisaです。皆さんはBiSHというアイドルグループをご存じでしょうか。2023年の6月に惜しくも解散してしまったグループなのですが、私は大好きなグループです。そんなBiSHが出したアルバムを個人的な備忘録もかねて振り返っていきます。

Brand-new idol SHiT

　メンバー発表から2か月半で発表されたBiSHの原点ともいえるアルバムがこの作品。「Brand-new idol SHiT」を略してBiSHとなっているので、まさにBiSHを体現したアルバムになっています。発売までの間に脱退した初期メンバーである「ユカコラブデラックス」の作詞曲が3曲あり、その他の楽曲もメンバーが作詞の曲が多いのが特徴的です。それでは、各曲を見ていきます。

スパーク

　BiSHの始まりの曲で、解散ライブでも披露された名曲です。初音源として無料ダウンロードが行われ、ファンが真っ先に聴きに行くとメンバーではなく渡辺淳之介さんが歌っていたというエピソードもある思い出深い1曲です。始まりの曲なんで明るい曲かと思いきや「不安や痛みに立ち向かおう」というしんみりした温かい曲になっています。

BiSH-星が瞬く夜に

　BiSHといえばこの曲、といってもおかしくない代表曲がこの曲。ライブの定番曲であり、会場のファン全員でサビの振りを踊る時間は一体感に溢れます。ちょっと汚いMV（笑）も印象的です。

MONSTERS

　この曲もライブの定番曲で、イントロのアイナのソロパートからはじまります。ユカコラブデラックスの作詞曲で、恰幅のいい外国人のおっさんが歌うMVでもお馴染みです。「わっせっそ」と歌っているのか「忘れそう」と歌っているのか、真相はメンバーにしか知り得ません。

Is this call??

 このアルバムで唯一アイナが作詞した楽曲。泣きたい、苦しい、寂しいといったネガティブな感情を「心を食べる虫」と表現しながら歌っています。8年ほど前の楽曲ですが、アイナらしい表現の歌詞になっています。

サラバかな

　初期の楽曲ながら、解散まで（もちろん今も）愛された曲です。他の曲と比べて歌詞が特徴的で難しい言葉を一杯使ってるイメージです（徒花、堰、息吹など）が、それがいい味を出していて私も大好きな曲です。後半の「その手を離さないよう」をみんなで歌った東京ドームの光景は今でも鮮明に覚えています。
　

SCHOOL GIRLS, BANG BANG

　この曲はチッチが作詞しています。なんとなくアイドルらしいきらやかな歌詞と曲調が中心とした、やみつきになる一曲です。最後の歌詞は「理性なんてNO！楽しむ本能！オンナノコってたのし」です。かわいいですね。

DA DANCE!!

　この曲はBiSHらしくない恋愛ソングながら、ファンからの人気は高い曲です。今では小説にエッセイに文才が光るモモコですが、彼女が最初に世の中に出した言葉はこの曲の歌詞になるのではないでしょうか。

TOUMIN SHOJO

 　個人的には好きなのですが、ライブや映像では全くといっていいほど聴いたことがないのがこの曲。ユカコの作詞曲で、とにかく「透明な少女がいない」ということを歌っている曲です。

ぴらぴろ

かわい曲名とは真逆でロックテイストのカッコいい曲になっています。かと思えばサビはほぼ「ぱ、ぴ、ら」の3文字で構成されています（笑）。モモコが作詞の曲ですが、英語が所々使われています。どんな英語が使われているかに意識して聴いてみるのも楽しいかもしれません。

Lonely girl

　この曲もライブなどで聴く機会は少なかったですが、私は好きな曲です。曲名の通り、1人きりで生きる人の想いを歌った曲で、誰かそばにいてほしいと思いつつも中々今の世界を変えることができない様子が歌われています。

HUG ME

 ハグミィが作詞の「HUG ME」です。歌詞を見るとまっすぐな恋愛ソングです。「私を抱きしめて、私だけ見ていて」といったようなBiSHには珍しい純粋な恋愛ソングになっています。

カラダ・イデオロギー

　このアルバム1番の問題作がこの曲です（笑）。聴いたことがない人は1回聞いてみてください。レコーディングの現場をのぞいてみたくなるほど不思議な楽曲です。カラダが支配されること間違いなしです。

Story Brighter

　アルバムの最後にふさわしい名曲です。「諦めたらだめだよ、立ち止まってたらだめだよ」といった前向きに挑戦していく気持ちを歌った楽曲です。チッチの作詞曲でもあり、いつ聴いても頑張ろうという気持ちにさせてくれる勇気を出させてくれる曲になっています。

まとめ

　全13曲についてまとめてみました。最初のアルバムということもあり、色んな曲調の曲が集まっている印象です。今になって聴くと歌声の成長を感じたり、逆に初期ならではの良さも感じることができて楽しいです。
　他のアルバムも機会があればやります。