カルチャーのテーマパーク(仮)を作りたい
皆さんは、もし100億円を手に入れたら何をしますか?私はカルチャーのテーマパークを作ります。100億円では足りないかもしれませんが、、、
そもそも「カルチャーのテーマパーク」は私の造語なので、皆さんからすると何言ってるかわからないでしょう(笑)。簡単に言うと、「音楽ライブ」、「お笑いライブ」、「演劇」、「美術展」、「学会」など大きな枠での「カルチャー」を自由に存分に楽しめるテーマパークです。これをいつか大金持ちになったら作りたい!と私は考えています。もう少しちゃんと説明します。
想定園内マップ
まずはイメージから。ユニバやディズニーランドのかんじで、入場門があると想定してください。テーマパーク全体は屋外で、その中に建物がいくつもあるかんじです。
大まかにいうと、キャパが異なる劇場、ライブハウスがいくつかあります。それに加えて、展示スペース(小さな美術館のイメージ)、映画館(通常の映画館というよりはパブリックビューイングや試写会など特別なイベントとして使用)、野外ステージなどがあります。それぞれの会場で日々色んなイベントが行われています。
ジャンル
各会場で行われそうなイベントを列挙してみます。
ホールやライブハウスで言うと、アーティストのライブ(有名無名問わず)、オーケストラの演奏会、独演会、お笑いライブ、演劇、マジックショー、ゲームイベント、講演会、サイン会、学会などなど。大きいキャパもあれば小さいキャパの会場もあるので幅広く対応できます。展示スペースでは美術展、原画展、写真展などなど。野外スペースでは食べもの系のイベント、音楽ライブ、吹奏楽の演奏などなど。
とにかく、幅広いジャンルのイベントを観ることあるいは体験できることが売りです。
テーマパークにする意味
それぞれの会場で日々異なるジャンルのイベントが行われています。じゃあこれをテーマパークにする意味はなんなのか?その答えは「チケット代」にあります。通常、あるアーティストのライブに行くとなるとチケット代が数千円かかります。このテーマパークではその買い方ももちろんできます。ですが、園内の複数イベントを予約すると安くなる「セット割」や、園内のイベントを自由に回れる「一日券」を作ります。
例えば、音楽ライブに行くだけだと5,000円。プラス500円で同日に行われる有名人の講演会にも行ける。プラス1,000円で同日に行われるお笑いライブにも行ける。プラス2,000円で演劇も見ることができる。しかも歩いて行ける距離で開催される。こうなるとどうでしょう。どうせなら行きたくなる人も増えるのではないでしょうか。「普段なら行かないけど、せっかくだしな。」や「いつもテレビで観るあの芸人さん出るんだ!行ってみよっかな。」みたいなことが起こるはずです!
テーマパーク化のメリット
そうすることのメリットは何なのか。少なくとも2つあると思います。1つ目は「集客力」です。せっかくだし行こうかなと思ってくれる人が多くなるので、普通にイベントを行うよりも集客は間違いなく期待できます。
2つ目は「新しい分野に興味を持ってくれる」ことです。普段は見ないジャンルの音楽やエンタメ、アートに出会う人が増えるでしょう。これが、私がこのテーマパークを作りたい一番の理由になります。日本人に幅広いエンタメ、カルチャーに触れてほしいです。なぜなら、SNSの普及やAI技術の発達で「生」で観るエンタメの価値が徐々に下がっているような気がしています。何を見るにしても配信アプリ、YouTube、Tik Tok経由になっています。たしかに手軽に楽しめるのは良いことなのですが、もう一度「ライブ感」のあるエンタメを広げたいと思っています。
SNSが中心の現代にメスを入れたい
YouTubeやTik Tok、XなどのSNSの普及で、ショート動画を含むネットでの「バズ」が若者のエンタメの中心になっています。映画も倍速で観る人が増え、エンタメがただ「消費されるもの」になっているように感じます。そんな現代の「エンタメ」を変革したいという想いから、このテーマパークを作りたく思っています。ショート動画やSNSよりも遥かに奥深く熱い「生」で味わうエンタメ、カルチャーを盛り上げたいです。
テーマパーク化のデメリット
とはいえ、デメリットもたくさんあると思います。今回は2つ挙げます。1つ目は、観客の熱があがりきらない可能性があることです。おまけ感覚でライブなどに来る人が多いので、アーティスト特有の空気感やノリが伝わりきらないおそれがあります。そうなると、ファンもアーティストも100%では楽しめないでしょう。例えば、一度も音楽ライブに行ったことのない人がいきなりパンクバンドのライブに行くとなると、会場の雰囲気に適応できるかというと微妙ですよね。
2つ目は、チケットの管理が難しいことです。チケットの券種がめちゃくちゃ増えるので、細かい値段設定を適切にしなければなりません。そして、ライブのチケットの予約システムを色んな方面と調整が必要になるでしょう。また、セットでチケットを取ると安くなることを利用されることもありえます。例えば、アイドルファンとお笑いファンの仲良し2人組が、アイドルライブとお笑いライブのセット券を1枚買って、2人で分けてしまうといったこともあります。そういった点にも対策するシステムが必要になってきます。
まとめ
以上、私の夢でした。もちろん自分で実現したい思いもありますが、そんなお金も権力もないです。いつか誰でもいいので代わりに実現してください。そのときは私に一言連絡ください。