講演会に参加(当選)したよ!「神護寺 空海と真言密教のはじまり」@東京国立博物館
久々に書きます。
(課題とレポートに追われ4ヶ月ぶりの生還、追われはまだまだ続くが…)
東博の特別展「神護寺ー空海と真言密教のはじまり」
行ってきました。
実は今回、東博で開催される講演会に申し込んだら当選しまして。
・特別展「神護寺ー空海と真言密教のはじまり」シンポジウム
「神護寺三像を読み解く」
と
・創建1200年記念 特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」
記念講演会2「展覧会の見どころ―1200年の至宝集結!」
申し込んだ2日とも当選です!(どれぐらい応募あったかは知らんけど)
この講演会を聞いてから展覧会を鑑賞しました。
まず、シンポジウム「神護寺三像を読み解く」について。
「これが源頼朝です」と歴史の授業で見せられた肖像画が、
「もしかしたら足利直義ちゃうか」という話を、研究史、刀装、有職、美術表現の、各専門学芸員の方々の研究から考え直すというものでした(休憩挟んで4時間ほどの講演)。
何回「ちゃうんかい!」って思えるんかな〜、と思って楽しみにしてたんですが、隣のおじさんのリアクション(激しくズコってなる)がものすごくて、もうそっちが気になってしまい、「えっ?!今のズコってなるとこやった?!」などと心の中で突っ込みながら研究発表を聞いてました(指定席だった笑)。
実際のところ「どの角度からの研究も、決め手にかける」というのが今の所の結論のようで、まぁスッキリはしませんでしたが、最後の神護寺住職のお話が、
「さすが!なんか、超納得、まとめるの上手〜!!」と、感動で終わることができました。今も昔もお寺パワー凄っ。
そして、会場で実物とご対面。思ってたよりもデカいです(縦143.0cm、横112.8cm)。だからなのか「肩がめっちゃ角張ってる!」が感想です。それ以外にも着物の模様とか、髪の毛の細さにも目がいくんですが、とにかく着物の、肩の張り(角)に意気込みを感じる絵でした。どんだけ糊使ったらこんな張り張りの着物になるんだろうか、みんな本当にこんなの着てたんだろうか…(個人の感想です)。
続いて、別日に行われた「展覧会の見どころ―1200年の至宝集結!」。
担当学芸員さんによる、展覧会の構成と展示品についての見どころ解説、そして図録とミュージアムグッズの紹介でした(1時間半のお話)。
これがまた、学芸員の方の、お話が上手なんですよね、、、やっぱり東博の学芸員ってすごいなと思わされます。話題になりやすいミュージアムグッズや図録の宣伝を、笑いを取りつつ盛り込んできて、しかもそこに「博物館もお寺も、実は結構ギリギリなんです!」というのをチラつかせ、神護寺のクラファンお願いに持ってゆく、話術、、、(感心しかない)。
展示については、「仏像の展示がかっこいい!と言ってもらえてて、嬉しいです!すごく考えて、照明めっちゃ凝りましたから!!」とのこと。そりゃそうでしょう、この展示見た瞬間、「マジか!これは、他では見れんし、できひんやつ!」と思いました。会場の映像があったので貼っておきます。
個人的には、康円作《愛染明王坐像》の、裏の色が残ってる蓮の花びらを凝視したり、国宝《五大虚空蔵菩薩坐像》の、真ん中の法界虚空菩薩さんと目が合って、「オッケーオッケー、大丈夫や」と言われてる気がしたり(右手の指がそうなってるから単純すぎ)、ご本尊の国宝《薬師如来立像》が、写真と違って穏やかに見えて、なんかちょっとホッとしたり。2時間近く会場にいましたが、足りませんでした(閉館時間になってしまった)。
今週の8/14から、いよいよ後期展示が始まりますね。後期は赤釈迦と言われている国宝《釈迦如来像》がお出ましに。行きますよ!前売り2枚買いましたから。
次は空海筆の書についても、触れたいと思います!
上記は30分近く並んで10分で食べてしまった、1,600円のパフェです。
ほぼみんなこれ頼んでました、美味しかったです!
(次回は自制やな…)