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逆効果のマスクをいつまで着け続けるのか?

先日、近所の小学校を通りかかったとき、小学生たちが校庭で体育の授業を受けていました。

ハードル走のタイムを計っているようでしたが、全員がしっかりマスクを着用していました。

小学5年生の男子がマスク着用をしながら持久走をしたあと、死亡してしまったという悲しい事故は忘れてしまったのでしょう。

マスクについては以前の記事で触れていますが、相変わらずランダム化比較試験(RCT)などの信頼度の高い研究によってマスクの効果が証明されたことはありません。

また、無症状感染という可能性も限りなく低いと考えられます。

それに加え、マスク着用は児童たちにとっては大きな負担です。

例えば、Effect of Wearing Face Masks on the Carbon Dioxide Concentration in the Breathing Zone(マスク着用がマスク内の二酸化炭素濃度に及ぼす影響)という論文では、以下のことが示されています。

マスクを着用しながら立っているだけで2200ppmの二酸化炭素濃度
マスク着用しながら時速3キロ以下で歩くと2500ppmの二酸化炭素濃度
マスク着用しながら時速5キロ以下で歩くと2875ppmの二酸化炭素濃度

この論文によると、二酸化炭素濃度が1000ppmから10000ppmの範囲で疲労、頭痛、集中力の低下が生じてくるので、2000ppmは二酸化炭素中毒の影響が出始めてくる数値であると認識してよいでしょう。

この研究結果の対象は成人男性ですから、呼吸器が未発達である子どもであればその影響はさらに大きくなる可能性も十分にあります。

厚生労働省も、「マスクを着用していない場合と比べると、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、身体に負担がかかることがあります」と明記しています。

他にも、子どもの新型コロナによる重症化率が極めて低い点や、マスクの表面に雑菌が繁殖しやすいという点を考慮すると、マスク着用、とくに子供へのマスク着用はやめさせるべきです。

それにもかかわらず、マスク着用を半ば強制するような学校の先生たちは、自分自身では調べようともせず、ただただ上からの指示や同調圧力に従っているだけなのでしょう。

そのため、ハードル走のような体に負荷がかかる状況においてもマスク着用を徹底させ、自分では何も考えようともしません。

そのような無責任さはは子どもを教える立場として改めるべきだと思いますし、子どもの健康を考えないような態度についても同様です。

現在、新規陽性者もほとんどいませんし、新型コロナウイルスは全く流行していません。

しかしそれでも「感染が再拡大しないように」とマスクを着用し続けている人たちは、いつマスクを外すんですか?

いつ、子どもにマスクを外させるんですか?


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ひさ
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