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目立ちたくない私が、プロジェクトリーダーになってしまった

皆さんは「リーダー」と言う役割を、したことがありますか?

私は、ほぼありません。というか避けてきました。目立つのは苦手だし、めんどくさいことが多そうだし…プレイヤーに徹するのが自分に合っていると思っていたので「リーダーやってくれないかなぁ」と声をかけられても、かたじぬ…と思いつつ鉄の心で断り続けてきました。

しかし、私は今「Design-1 グランプリ」と言う自社で立ち上げたデザインアワードのプロジェクトリーダーをやっています。正直いって変な汗が止まりません。

じゃあなんで「リーダー」をやってるの?
Design-1 グランプリってなんなのさ?

自分の整理のためにも、皆さんに伝えるためにも、このnoteを書いてみました。

とにかく、目立ちたくない。

はじめまして。株式会社NASUの久本晴佳といいます。
6年目のデザイナーとして働いています。

私は大阪の田舎で生まれ、3人兄弟の末っ子として育ちました。自分が率先して動かなくとも、ありがたいことに周囲の大人がなんとかしてくれていたので、知らない人と会ってもすぐ家族の後ろに隠れるような子供でした。

気配を消しすぎて「びっくりした!いたの!」とよく言われました

私は今、金髪なので「いやいや目立ちたくないとか嘘でしょ」と思うかもしれませんが目立つために金髪にしてるわけではありません。むしろ金髪にしてしまうことで自意識を手放そうと必死なのです。この世に金髪だけど陽の人間ではないというが人たくさんいると思いますが、それが私です。

その性格は、小学校でも中学校でも高校生でも全く変わらずでした。大勢の前に立つと顔がすぐに赤くなるし、絵を描くのは好きでも見られるのは嫌。たとえば「何描いてるの?」と聞かれるだけでも、なんだかすごく恥ずかしい。

中学生の時に学祭でカレンダーを作ることになって「表紙を描いてみたら?」と誘われた時もやっぱり恥ずかしくて断りました。高校の美術部の時も、賞を取れると嬉しかったけど、全校集会で名前を呼ばれて、前に出て賞状を受け取らなきゃいけないのが嫌でした。国語の音読時間とか公開処刑。「そんなの誰もみてないよ!」と今では思いますが、とにかく、目立ちたくない。

そうやって目立たないように平和に過ごしていた私に、ある事件が起きました。

なんで私が怒られる!?

高校生の時に入っていた美術部で、みんなで一つの大きな作品を作るというプロジェクトをすることになりました。そして、どの案にするかはコンペ形式にすることに。私も自分なりにいいと思う作品を作って提出したのですが、なんと、私の案が通ったのです。

「うわ〜〜嬉しいけど、恥ずかしい…」ともじもじしていたら、部員の1人が急にブチ切れ始めたのです。「なんで俺のじゃないねん!もう手伝わへん。お前1人でやればええやん!」と教室を飛び出して行きました…。今考えてもあまりに理不尽すぎるのですが(なんで真面目にやって怒られないとあかんのや)その子とは友達だったので、当時の私はめちゃくちゃショックでした。

「私なんかが出しゃばったから、友達を嫌な気持ちにさせてしまった…」自分の作ったものにも、その子に作りたいと感じてもらう力も足りなかったということでもあるし、申し訳なさと悔しさと、いろんな感情が膨らんで、泣きながら家まで帰りました。今でも忘れません。

いつか見返すぞ!と心に誓う反面、

人を傷つけたくない。
嫌われたくない。
目立ちたい人が目立つのが一番だ…。

とより強く感じる機会となりました。私には目立つような役割は重い。

なぜ、リーダーになったのか?

そんなに恥ずかしがり屋で目立ちたくないのに、じゃあなんでリーダーやってるのって思いますよね。私も若干思ってるので安心してください。

振り返ると、そもそもDesign-1 グランプリを実行しようとなったのは、弊社の代表でありDesign-1 グランプリの発案者である前田さんに私が「Design-1 グランプリ、面白そうだからやりたい!」と言ったからです。

役割とかそこまで深く考えてなかったので、後からじわじわと「あっこれリーダーやるってことか!どうしよ!!無理では?」と内心焦っていました。この時点でも、はっきり主張すればリーダーを変更してもらうこともできたのかな、と思うのですが、そこを思いとどまったのは「“Design-1 グランプリ”をやりたい」という気持ちが強かったからです。

“Design-1 グランプリ”ってなんなのさ

Design-1 グランプリのKVです

“Design-1 グランプリ”とは、すっっっっっごい簡単にいうとデザインの必殺技をテーマにした、今までにない新しいデザインアワードです。デザインの必殺技というのは、これを使えば間違いないとなるグラフィックの鉄板技のことを指していて、現場のリアルなデザイナーが日々の制作で駆使しているものです。

マエデメンバーと制作したデザインの必殺技

デザインの仕事って、誰もが大きなプロジェクトや華やかな案件を持っているわけではないじゃないですか。Webバナーとか、パンフレットとか、ショップカードなど、日常的なデザインの仕事がほとんどのはず。

なので、デザインが好きで、クオリティが高いものを作っていても規模が小さくてアワードとかには出せない…。でも、心のどこかでは「自分ってちゃんとプロのデザイナーと言っていいのかな?」と悶々してしまう。そんな現場のリアルなデザイナーさんって、たくさんいるんじゃないでしょうか。

この「Design-1 グランプリ」は、そんな現場のリアルなデザイナーさんが、日々の仕事の中で培った技術や経験が評価される場なのです。

「大きな案件を担当しているかどうか」ではなく、「その人の培ってきた技術やセンスがどれだけ鋭いか」。自分の作ったものが、本当にプロとして評価されるかどうかを確かめたいデザイナーたちにとって、このアワードはめちゃくちゃ大きなチャンスとなります。

すべてのデザイナーに光をあてる。
それがDesign-1 グランプリなのです。

少し話は遡りますが、私がデザイナーになろうと強く志すことになったきっかけは「クリエイターの才能をデザインで発掘したい」ということでした。私は絵を見るのも好きで大学生の時にはいろんなグループ展をみに行っていたのですが、その中で「デザインでもっとこうできたら、もっと魅力が伝わるのに…」と感じることがすごく多かったのです。

すべてのデザイナーに光を当てるためのDesign-1 グランプリと、私がデザイナーを目指した原点は似ていると感じました。Design-1 グランプリが盛り上がれば盛り上がるほど、金の卵のようなデザイナーさんたちを、たくさん発掘できる。クリエイターの才能、可能性に触れたい。だから、私はDesign-1 グランプリをやりたい!と直感したのです。

“Design-1 グランプリ”のリーダーとして

「リーダー」という役割は今でもこしょばいし、慣れません。けど、Design-1 グランプリは絶対に今後続いていくべきコンテンツだと思うし、そのために頑張りたい。そのためにリーダーという役割が必要なら、やるしかない!と腹を括っています。

とはいえ、やってみてすごく痛感しますが、リーダーってめちゃくちゃ大変です。進行管理もしないと行けないし、頼れるところは頼らないと止まってしまう。うまくいかないところがあったら改善案を考えないとですし、自分の手を動かしたり、考えたり決断することがとにかく多い。

何より、何かを頑張ってもうまくいかなかった時のダメージをもろにくらってます。説明会をしたけど応募数があんまり伸びてないとか。認知を広めるためのカードを作ったけどあんまり効果がなかったとか。ツイートしたけど反応がないとか。失敗がてんこ盛りです。クライアントワークをやりながらも、毎日、一日に何回も作品の応募数とクラファンの応援人数をみて、胸がぎゅ〜〜となります。世のリーダー、強メンタルすぎるし本当の本当にお疲れ様です。

でも、嬉しいこともたくさんあります。知り合いにあったら「Design-1 グランプリ、みたよ!」と声かけていただいたり。一緒に広めようと情報をシェアしてくれる人がいたり。小さなことかもしれませんが、めちゃくちゃ染み渡ってます…。ありがとうございます…。

私は堂々としてテキパキ喋るようなリーダーらしいリーダーではなく、動きも喋りもフニャフニャとしてるし、説明会で喋ってると顔は赤くなるし言いたかったことがドンドコ頭から飛んでいくのですが…Design-1 グランプリを実現したい!という気持ちは強いです。応募の締め切りまであと40日くらいですが、できることは全部やります。よかったら最後まで見守ってくれると嬉しいです!

さいごに

ここまで読んでいただいた皆さん、本当の本当にありがとうございます!

Design-1 グランプリは、デザイナーに向けたアワードですが、ゆくゆくは非デザイナーの方でも楽しめるアワードにしたいと考えています。例えば、漫才でいうM-1グランプリのような存在です。

Design-1 グランプリが広まれば、
モチベーションの高いデザイナーが増えデザイン業界がもっと盛り上がる。いいデザインが世の中にたくさん溢れて、デザインの理解も広まる。すべての人がデザインを使って豊かな世界につながる。

そんなハッピーループが生まれると確信しています。

プロと認められたいと悶々しているデザイナーさんへ。

もしこのnoteを読んでいただいてたら、ぜひDesign-1 グランプリに応募してみてください!その一歩が、大きな変化につながるはずです。初代王者の登場を待っています!!

自分にはちょっと早いかも?と感じたデザイナーさんへ。

実は、デザインの必殺技を作るということ自体が、めちゃくちゃ勉強になります。私も昔必殺技作りをしたことが自分のデザインの引き出しにもつながって、仕事が楽しくなりました。

Design-1 グランプリ、なんか良さそう!と感じた方へ。

Design-1 グランプリは、今回が第一回目なのでまだまだ知られていないデザインアワードです。スポンサーの皆さんにご協力いただき開催に至りましたが、この第一回目を多くの人に広めないと、今後長く続けるのは難しいとも感じています。

そこで、アワードと同時に“広がれ!Design-1 グランプリ 1000人アンバサダー募集クラウドファンディング”を実施中です。モノの販売ではなく、想いに共感し仲間となっていただける方を1000人集める!というプロジェクトです。

金額ではなく人数が目標なので、1人一口限定300円でクレジット表記のリターンという設定にしています。集まった資金はDesign-1 グランプリの広めるための活動へ大切に使わせていただきます。

少しでも、私たちがやろうとしてることに共感いただけたり、仲間になりたい!と感じていただいた方がいたら、ぜひご支援とシェアをしていただけると嬉しいです。今丁寧に書いていますが、あと40日で920人近くを集めないといけないのでぶっちゃけかなりの必死のパッチ状態です。どうか、なにとぞ、なにとぞよろしくお願いいたします🙇

最後のさいごに

第1回目はまだスタートに過ぎません。なので結果が出るまでには少し時間がかかリますが、だからこそ、皆さんと一緒にこの新しい挑戦を盛り上げていきたいです。ぜひ、Design-1 グランプリと、私たちの必死のパッチを応援していただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


Design-1 グランプリのWebサイトはこちら

広がれ!Design-1 グランプリ 1000人アンバサダー募集クラウドファンディングはこちら


ありがとうございます!アイス買います!