SynthV講座の今後更新について

SynthV講座を執筆している十竜と申します。
当方で行なっているSynthV講座の今後の更新についてお知らせします。

講座のリニューアル

長らく更新できていないこの講座ですが、これまでの内容を一新し、リニューアルを行う予定です。

まず、リニューアルをする理由についてですが、端的にいえばSynthesizerV、そして自分の作業の現状に則していないためです。具体的には

  • そもそも見切り発車で始めたのであんまりまとまってない。

  • これまでの記事に古い情報や間違いがふくまれている。

  • 調声技法の拡張が進みこれまでの記事の書き方では解説が難しい。

  • SynthesizerVの進化により調声で個性を出すためにより高度な技法が必要となっている。

という感じです。SynthV2の発表もありましたが、各種機能の大きな進化により調声は更に複雑になることが予想されますが、こういった進化にも対応していかなければなりません。

このリニューアルにより、これまでの記事は順次非公開にしていきます。
一応ですが、新記事への誘導も兼ねてリニューアル後しばらくは残しておく予定です。

また、リニューアルに際して講座名を変更する予定です。サークル名か名前を冠した「氷笠式」か「十竜式」とかになるんじゃないかと。

講座のテーマ

さて、リニューアル後の講座についてですが、先んじて講座のテーマを公表しておきます。
リニューアル後のテーマは2つ、「体の動きを再現する」「下手を作る」となります。

「体の動きを再現する」ですが、これは歌声のある一瞬において、口がどのような形をしているか、喉はどんな状態か、息をどれだけ出しているかなど、発声時のその瞬間の体の状態をSynthVに落とし込もう、という考えです。ノートごとの発音とテンションやブレスなどのパラメータを使って瞬間の音を再現し、よりリアリティのある歌声を作り出すことを目標としています。

「下手を作る」について、言葉通りに捉えると疑問符が浮かびますが、言い方を変えると「発声の個性を出す」ということです。SynthVの音源ごとに歌い方の個性はありますが、その域を超えて個性を作り出すことで、制作者が各々想像するキャラクター像を歌声で表現できることを目指します。これら個性を作るための技術を集約し、意図的に「下手」を作る、これが「下手を作る」というテーマの持つ意味になります。

とりあえずサンプルを置いておく

つまり何をやりたいのかの一端としてちょっとしたサンプルを置いておきます。
宮舞モカのボーカルスタイルごとに歌い方を変えているものです。
せっかくなのでsvpも配布します、サンプルとしてやったのは1番サビだけですが、元はフルコーラスなのでベタ打ちのフルコーラスが(一応おまけとして)入ってます。

曲はこちらです。



ところで講座作るのに協力してくれる方がほしいとか思ってたり思ってなかったり……


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