やってきたメッセージ

近所の湖のほとりにある緑地公園に、古代の巨石が一つだけポツンと置いてある。
私はPCの仕事で疲れた時など、いつもその巨石に座ってアーシングしたり、ぼんやり湖を眺めて過ごしていた。

その巨石に座ってAに意識を向けてみたけど、「何かを受け取ろう」とかえって思考が働いてしまい、余計な情報が入ってきたりしてその時は真のAからのメッセージは受け取れなかった。

それでもとにかく毎日毎日Aという存在が気になって仕方がないので、そこからオンライン講座の仕事の度に、受講生の方々に、

「どう思う?これも一応目に見えない世界に関わる事だからさ(笑)」

と言いいながら、さまざまな意見を聞いていた。

後に、彼本人に直接確認することになるのだが、その時、彼自身は私に存在を気づいて欲しくて、私と近い仲間たち何人かに、「あ、この人なら俺のメッセージを伝えてくれそう」という人に様々なアクションを起こしていたのだった。

実際、オンライン講座中に、

「ruriさん、気のせいかもしれないんですけど、今ruriさんの隣にAが座っていて、一瞬画面にドアップで近づいて"ヨロシク!”って言ったように見えたんですけど!(驚)」

と言われたり、

「ruriさん、その話は本物のAのスピリットだと感じましたよ!全然違和感ないです。」

と言われたりしていた。

また、ある時対面でのランチ中や講座中に一連の展開について話しながら、
私が、

「でもさ、なんでAなんだろうね?それに何で私??これ本当なのかなあ・・・」

と呟いていると、

「ruriさん、今私の隣で”ちょっと、言ってやって!言ってやって!”って腕をグイグイされてる感覚なんですけど!」

「ruriさん、今ここに(Aが)いる気配がめちゃくちゃあるんですけど!そしてruriさんが疑うようなこと言った時に、ものすごくしょんぼりしてる感じが伝わってきてます。」

と、言われてみたり。

そこからの約一ヶ月間は、毎日のようにAの存在を感じさせるようなサインやシンクロニシティが多発していた。

そんなある日、沖縄の方とオンライン講座の最中に、引き続き「突然Aが気になって仕方がない」という件について話していると、彼女は話を聴きながら何やらメモを取っていた。

私が一通り話し終えると、彼女は「ruriさん、なんかこんな声が聴こえたんですけど」と言って、メモを読んでくれた。

"そろそろ信じてもらえないかな
惑わされないで
僕が君を選んだんだ

(的に矢を放つイメージ)
(太陽の光で赤く輝く岩の丘のビジョンが見えた)

三次元を超えてスケールを広げて考えて欲しいんだ

僕を見ているようで
僕だけを見ないでほしい
その奥を見つめてくれ

壮大なテーマに取り組んでて、それはまだ始まりに過ぎない
使命を果たしたい
三次元に想いを繋いでいかないと意味がない”

衝撃が走ったのと同時に、この子がキャッチしてくれたこのメッセージは
間違いないと直感した。

目を丸くしている私に、彼女は続ける。

「今のruriさんはこの一連の出来事のいわば”ビックリ期”にあって、
Aさんは、ruriさんの意識決定待ちというか、決意待ちしてるところだそうです。
急がせてはいない、って。

ruriさんが決意したら動かしていく流れだそうです!」

彼女も驚いたような表情をしながら私にそう伝えてくれた。

この時は、まだまだ信じられない気持ちと、自分の身に起きている出来事への困惑でいっぱいだった。

なぜA!?
なぜ私!?
壮大なテーマって何!?

同時に私はますます彼の音楽や映像に心を奪われていくのだった。

(続く)







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