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【産業・観光】岡崎市の桜がなくなるかも!? 植え替えができず「お花見のない春」の可能性も

夜でもヒルタです。私は、「しあわせな+1時間を 岡崎市」をキーメッセージに、岡崎市を「子育て・福祉・産業・まちづくり」において「日本全国のモデルになるまち」目指して活動しています。

家族との時間・学び直し・まちづくり活動・趣味や休息等……つまり、自分自身が本当にやりたいことができる時間が、「しあわせ」につながると信じています。積極的に「未来への投資」をし、20年、30年先の岡崎市も豊かで選ばれるまちへ、そんな未来をともにつくる。

ともにつくる岡崎市の未来!

私、ひるた浩一郎は、岡崎市の乙川河川敷・伊賀川沿いや岡崎公園の桜が満開の姿が大好きです。

しかし、20年後にはこうした桜がなくなってしまう可能性があることをご存知でしょうか? 「さくら名所100選」にも選ばれている岡崎市から桜がなくなる可能性があります……


◯ 桜の寿命は60〜80年

岡崎市の桜の多くは「ソメイヨシノ」と言われる品種です。平均的な桜の寿命は60〜80年程度と言われています。

60年を超えると桜の花が咲かなかったり、根が腐り空洞化し倒木する危険性も高まってきます。

岡崎市乙川河川敷沿いにある約700本の桜のほとんどが寿命時期を過ぎていると言われています。

「植え替えればいいんでしょ? お金かけてやればいいじゃん」と思われる方もいるかもしれません。しかし、お金の問題ではなく、法律の問題で河川敷の桜は植え替えができないんです。

◯ 河川法改正で新たな植え替えができない現状

1997年に河川法が改正されたことにより「新たな植え替えができない」現状があります。

「川」は豊かさの象徴でもありますが、災害の危険性もあります。豪雨災害で河川氾濫し、大きな被害を受けることも近年顕著になってきています。安全安心のために土木技術を活かして堤防をしっかりと整備している現在。

土木技術が発展していなかった昔はどうしていたのでしょうか。徳川家が桜を活用した土木工事・土手づくりをしたことが河川敷沿いに桜が多い理由の一つだと言われています。

徳川吉宗公が享保の改革の一つとして、住民の娯楽治水対策の両方を狙った取り組み(江戸幕府第8代将軍……『暴れん坊将軍』で有名ですね!!)

【徳川吉宗公の治水対策の考え】
桜を植える

キレイな桜を見るために人が集まる

たくさんの人が土手を歩く

土手が踏み固められる

結果、決壊を防ぐ強固な土手に!

江戸時代から「治水対策」はとても重要なまちづくりの要でした。現在においても方法や手法が異なるだけで、河川敷の土手を強固にしようとしています。

土木技術の進歩が進んでいる現在。樹木があることで、逆に堤防の強度を下げてしまうことにもなるためです。

現状、法律として安全安心を優先するために、桜の植替えができなくなっているわけです。

◯ 岡崎市だけではなく、日本全国で問題に

「桜の植替えができない問題」は岡崎市だけではありません。

日本人の心として桜があるのは全国各地で桜を見ることができるためです。同時期に桜が植えられており、全国でも植え替えられない、もう見られなくなるかもしれないと言われています。

 -福井市(福井県)の取り組み

2024年4月12日にNHKでも取り上げられています。福井市(福井県)の足羽川の現状がとてもわかりやすくまとめられています。

福井市としても対策をとろうと強剪定等で寿命延伸を目指しています。

ふくまち大学のnoteにもまとめていますが、「まちの桜守サークル」をはじめ桜を守る取り組みがあります。

 -弘前市(青森県)の取り組み

弘前市(青森県)では「チーム桜守として弘前公園の桜を守る活動が進められています。りんご剪定で培った知識を桜に応用する、といった取り組みです。

樹齢100年を超えても元気な桜が咲くサポートをしています。寿命延伸のためには、しっかりとしたケアが必要なんです。


様々な取り組みを通して桜の寿命延伸が図られていますが、しかし、植え替えができない事実があります。あなたのまちの桜も、もしかしたら、あと20年後にはなくなってしまうかもしれません。

◯ 岡崎市の桜の名所の歴史

岡崎市役所がまとめた「桜名所の歴史」があり、まちの説明会でも共有されていました。(画像が雑ですみません)

桜名所の歴史
明治6年 岡崎城の取り壊し・城地の荒廃
明治8年 保存運動・城址公園の許可
明治13年 講演周囲の整備・桜の植栽
明治15年 辰巳櫓跡地に巽閣の建築
明治28年 県から本多家へ払下げ
明治36年 乙川の堤防に桜及び楓を植樹
明治42年 本多家から町へ公園用地の貸与・乙川堤及び伊賀川堤延長3.4kmに桜及び楓を3,000本植樹

大正7年 本多家より市へ公園用地を寄付

昭和22年 第1回桜まつりの開催
昭和26年 市は岡崎公園を中心に桜苗木1,000本を植樹
昭和28年 商工会議所は岡崎公園一帯に500本の桜を植樹
昭和32年 市は伊賀川、菅生川べり、おほり端に700本の桜を植替え
昭和40年 高齢化や自動車排気ガスにより桜が枯渇・オカダヤ開店記念寄付金で桜500本を植樹
昭和55年 堤防強化のため乙川左岸にて桜伐採(吹矢橋より下流320m)

岡崎市の乙川河川敷に桜があったのめちゃくちゃ昔からといったわけではなく、「桜まつり」が開催されたのも昭和22年(1947年)と、実は比較的新しい取り組みなことがわかります。(100年を昔というか新しいというか)

約100年で市民の人たちに愛されるようになった、まちのシンボルとなった桜。

◯ まちのシンボルをまもり、伝えていく

岡崎市の桜は、シンボルでありアイデンティティです。

もちろん、河川法等の法律を遵守することはとても重要です。近年、増えている豪雨災害から市民を守ることはとても重要です。ちょうど1年前の今日、6月2日、6月3日は岡崎市では床上浸水・床下浸水となる豪雨災害がありました。

災害対策、治水対策はとても大事です。

それとともに、岡崎市のシンボルであり、観光資源でもある桜をまもりつづけていく必要があります。

これは自治体としては、国等と対話を重ね、例えば特区的な扱いをしていくことも必要です。民間企業においても土木技術がさらに発展させ「強固な土手・堤防づくり x 桜」が技術的発展の期待もあります。

市民の一人ひとりが「桜守」のように、日々、桜の樹木の様子を気にかけ、自治体等に「この樹木、ケアをした方が良い」等の連絡ができる体制づくりも必要です。

自治体だけ、民間だけ、市民だけではなく、連携・共創して、桜を守り、次世代に伝えていく。

さぁ、共創だ!



◯ 【岡崎市政への挑戦】ひるた浩一郎が岡崎市の新しい若きリーダーへ、意向表明の記者会見を実施(2023年10月6日)

岡崎市の新しい若きリーダーとして、岡崎市政へ挑戦します。

岡崎市長選に35歳元市職員、昼田さん出馬へ デジタル化に意欲‐中日新聞
https://www.chunichi.co.jp/article/774644

過去か、未来か、どちらをあなたは選びますか。

市長が変われば、市役所が変わる。
市役所が変われば、まちが変わる。
まちが変われば、未来が変わる。

岡崎市の未来をともにつくっていきましょう!

記者会見の動画や想いをまとめています。ぜひ、ご覧いただき、あなたの声を聴かせてください。


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