【教育】プロデュース基礎論‐人と人、人と地域をつなぐ‐名古屋学芸大学にて6年連続の講義!
夜でもヒルタです。私は、「しあわせな+1時間を。岡崎市」を目指して活動しています。自分の使いたいように、自由に使える時間があることが「しあわせ」につながると信じています、家族との時間・学び直し・まちづくり活動・趣味や休息等。そうした時間を住民が毎日+1時間得られるまちをつくる。
私、晝田 浩一郎は、2018年から名古屋学芸大学にて「プロデュース基礎論」の講義を1コマご依頼いただいています。
20歳くらいの学生たちに「プロデュースとは」や「人と人、人と地域をつなぐ」ための私の事例を通したお話を共有しています。
名古屋学芸大学メディア造形学部デザイン学科について
名古屋学芸大学には様々な学部があるんですが、呼んでいただいている内容としては「メディア造形学部デザイン学科」のデザイナーを目指している学生たち。
日進市にあるキャンパスで、上社駅からスクールバスで到着するとこんな感じ。オシャンティー。
「投票所はあっち」プロジェクトとして、若者の投票率向上も実践しているなどとても先進的!! 若者たちが「選挙」に興味関心を持つ仕組みはめちゃくちゃ大事といわれるなかで、アクションしている大学の一つです。
若者の投票率向上、めちゃくちゃ大事。
若い世代が政治や選挙に興味関心を持つ、若い世代が出馬するっていうのも今後どんどんと増えてくるし、日本の未来のためにはめちゃくちゃ重要!
若い首長も増えてきていますしね!
「ここやる」の事例の共有し、想いをつむぐ
現在の本業の自治体と企業とをつなげ連携・共創の促進をしている官民連携事業研究所の話ではなく、岡崎市役所時代に空き店舗を借りて活動していた「ここやる」の話をしています。
なぜやろうとおもったのか、どういったことを大事にしているのかなどをお伝えしています。「ここやる」については、このインタビュー記事をご参照ください。
どうやって、公務員がプライベートでまちづくりに参画したのか。アクションする時にどんなことを言われて、どんな想いで実施してきたのかを共有しました。
ここやるには「失敗する自由」がある。試みてうまくいかなくても、それはそれで良い。失敗する自由がある場と機会。
こうしたちょっとした試みができる場や機会がまちにとっても、関わる人たちにとっても貴重な経験を得られるものとして必要だと強く信じています。
もっともっとトライして、もっともっと失敗できる環境が現在には必要。そのトライ・アンド・エラーを何度も許容できるまちを私はつくっていきたい。
毎年お伝えしているキーメッセージ
講演やセミナーぜひ!!という方はいつでもご連絡ください!
お伝えしているメッセージは、常に変わらず以下の3点です。
・言葉にすること、大事
・仲間、大事
・"外"に出ること、大事
「ここやる」関連の話をするときに、ず当初からこの3つが大事で、この事例紹介として色んな話をしています。「こういうことやりたい!」って言葉にして、何人かが「おもしろいやん、やろう!」って仲間になってくれる。そのためには、同じジャンルの人たちとだけ関わっているのではなく(公務員なら公務員とだけかかわるのではなく、学生なら学生とだけかかわるのではなく)、いろんなジャンルの方々と出会うために自ら積極的に"外"にでていくことが大事なんだ、と。
ちょっとしたきっかけ…私の場合だと「山田崇さんに触発されて、岡崎市の康生通の商店街の空き店舗を借りる」といった小さなアクションが、結果として大きな変化につながっていった。
ちょっとした出会いとちょっとした行動で世界は変わっていく。
学生たちの「印象に残った言葉・いまの気持ち」
Mentimeterにて、印象に残った言葉やキーワードとしてあげてもらいました。「魔法の言葉『たすけてください』」と、いうことをお伝えしたので、印象に残った言葉として、あげてくれた方々が多かったのが嬉しかったです。
「やる気が出た!」
「やりたいと思っていることを行動に移したい」
「行動してみたくなった!」
そんな感想を学生たちが書いてくれているのはとても励みになるし、良い時間だったなと感じました。ぜひ、実際にどんな小さなことでもいいのでアクションしてほしい!! 力添えできることであれば、いつでもお声がけください!!
講演で共有した元ネタとしている好きな考え方
デレク・シヴァーズさん「社会運動の起こし方 / How to start a movement」
「人と人、人と地域をつなぐ」なかで、最も端的に表現しているのがデレク・シヴァーズさん「社会運動の起こし方 / How to start a movement」
3分の動画にリーダーシップの重要性や取り組みについてまとめられています。本当好き。
瀧本哲史さん「社会を変えるのはいつの世も若者だ」
瀧本哲史さんの話で「パラダイムシフト(価値転換)」がどうやって起こってきたかもとても好きで、参考にさせてもらっています。天動説と地動説の話、めちゃくちゃわかりやすい。
横田親さん「地域に放火しよう!ータイプ別の人の巻き込み方ー
私がすごく好きな横田親さんの考え方で、タイプ別の人の巻き込み方……「自然・可燃・不燃」と「イノベーター理論」をかけあわせた考え方があります。プロジェクトをはじめる上で、自分がどのタイプなのか、なぜか変わってくれない人たちがいるのかを理解することができた。みんなに観てほしい。Code for Japan Summit2020に登壇いただいた時のアーカイブ動画をみんな観てほしい!!
横田親さんのnote。
Babson College "Action trumps everything!"
アメリカで最も起業家を生み出している大学のひとつ、名門バブソン大学の考え方……Action trumps everything!(行動はすべてに勝る! )
太刀川英輔さん『進化思考』
『進化思考』(著:太刀川英輔)として、アイデア創出やアイデア整理としてとても重宝しています。今回、『進化思考』を大学生にプレゼントしたので、十二分に活用していただけると信じています!
講師としての感想
公務員時代から名古屋学芸大学で講義をさせてもらっています。コロナ禍でもオンラインで講義をさせてもらっていました。今回は久々のリアル開催。20歳の学生に向けてで、すごくまちづくりや社会に対してマジメに取り組もうとしている学生が多いんだな、と感じます。
私自身が20歳の頃は麻雀しか打ってなかったので、講義にちゃんと参加するといったことや感想等もみても素直にすごいなと尊敬の念しかない。
名古屋学芸大学のデザイン学科として、デザイナー志望の学生たちが多いからこそ、デザイン思考や取り組み方のひとつとして"Action trumps everything!"の考えはずっと持っていただけると良いなって感じました。
なによりも学芸の学生たちの雰囲気が良い。芸大とか美大の学校の雰囲気ってめちゃくちゃ好き。私は青山学院大学 経済学部だったので、都会の学校って感じでした。講義とか課題レポートとかもありましたが、学芸の学生たちが取り組んでいる「課題」って、なんか楽しそうだなーーーってキャンパス内を歩きながら感じていました。
こうした雰囲気は学生たちだけじゃなくて、教授たちの雰囲気作りもすごく良いんだろうなって感じました。デザイン学科長の冨安さんの雰囲気や学生との距離感とかとてもステキだなって感じます。
私自身も教育や学び直し(リカレント・リスキリング)について、とても興味関心があります。将来的には大学で一コマだけではなく講師として関われるような仕事もできればなと学生たちと関わる度に感じます。
若い力がより伸びていくように、一緒になっておもしろい世界をつくっていければと刺激をいただける。ありがたい機会をいつもありがとうございます。
さぁ、共創だ!