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ラスベガス(グランドサークル)6泊9日1人旅②〜グランドサークル1日目〜
ラスベガス旅行2日目
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前日の夜に空港でレンタカーをピックアップしていたので、ラスベガスのモーテルからグランドキャニオンへ向かう。
早朝4時だ。
ちなみに初モーテルは相部屋だったのでなんとなく警戒しつつ、貴重品を車に置きつつ、でも車が盗まれたらどうしようと考えたりしながらも、生きていることに感謝して床についた前日。
無事朝を迎えた。
朝4時でも人がごった返すラスベガス。
眠らない街とは言い得て妙だ。
ここから400キロの旅が始まる。
1人だし途方もないがアメリカの大自然を余すことなく感じられると思うとワクワクも止まらない。
暗闇を走り続ける、たまに鹿くらいの大きさの動物の死体が転がっていたり、、、、
何かはわからない。
少しずつ明るくなってきて、アメリカの大自然が少しずつ顔を出す。
美しい。
長い長い道のりだが不思議と時間が風のように流れていく。
スピード出し過ぎたのもあるかも。
完全に太陽も上り、辺り一面巨岩群。
ハイウェイから見える太陽が美しいこと。
半分以上がすぎ、
念の為ガソリンを入れておかねばと、初ガソスタに恐る恐るはいる。
セルフだったがやり方がわからず店員に聞く。
もちろん通じないが無能が相手にも伝わり色々と勝手にやってくれた。
が態度は冷ため。
アメリカの店員はどこも冷たい印象。
英語が話せないからなのか文化的なものかはその時はわからなかった。
まあ文化の違い。と捉えておく
洗礼を受けながらも、ガソリンを満タンにしたことで移動に拍車がかかる。
ここからはすぐにグランドキャニオンについた。気がする。
そしていよいよグランドキャニオン国立公園の門をくぐる。
山に向かう時とは違い谷に向かっているから道中どこを目指しているか目視できないため、もうついたのかと、不思議な気分だった。
ちなみに、いわゆるグランドキャニオンと呼ばれている場所は、よく写真で見る景色がある国立公園の名前だ。そこを勘違いしている人はもしかしたら多いかもしれないので、一応補足。
要はアメリカにいくつもある国立公園の一つで、よく見る写真はグランドキャニオン国立公園の中の一つのビュースポットなだけで、いくつものビュースポットは存在する。
そして国立公園の中に入るには、お金がかかり、いくつかある料金所のようなところでお金を払うなり、チケットを見せるなりして入らなければならない。
料金所はどこにあるの?と思う方は心配無用。グランドキャニオンに向かってナビをしていれば必ず通るため気にしなくて良い。
ちなみに私はメルカリでアメリカ国立公園の年間パスを事前に購入して持って行ったため現地でお金は払っていない。
公園内に入るとどこか冒険心がくすぐられテンションが爆上がる。
ふと徐行中に右を見るとそこに鹿なのかエルクなのかわからないどでかい動物を見つける。
真横に来るまで気づかなかったため、仰天した。
マーサーポイントとヤバパイポイントというビュースポットが有名なので、まずその周辺に向かう。近くにスーパーがあったので、そこで水と食料を調達。
日本からもアルファ米を持って行っていたので、それも食す。
後に気づくが、アルファ米の活躍ぶりはとんでもなく大きかった。
米が食べられるのはかなり助かる。
荷物に余裕があれば必需品と言っても過言ではないくらいだ。
金銭面、食事面に双方で大活躍だった。
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とにかく高い。
肉も惣菜もお菓子も。
だが、そんなことを気にしてるほど旅は時間がない。どんどん選ぶ。
腹ごしらえを終え、ついに写真でよく見る景色と対面に向かう。
初陣はやはり、1番有名なマーサーポイント。
このポイントがいわゆるグランドキャニオンと言われて頭に浮かべる景色の総本山。
車で近くまで移動し、少し歩くとそこには大峡谷が広がっていた。
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感動で語彙力がレベル1に下がった記憶がある。
割と前からいつか行きたいなとずっと思っていた場所にようやく辿り着いた。
遠いようで近い、近いようで遠いアメリカに勇気を出して1人で行ってみたが、一寸の後悔もなかった。
最高の景色と出会うことができたからだ。
世界の絶景に多く触れることが、一つ、人生の大きな喜びだと改めて感じた瞬間だった。
ここを1日かけて歩き倒せると思うとワクワクした。
この時点で国立公園の作りやシステムはなんとなく理解したので、車で行けるところやシャトルバスでないといけない場所などをリサーチして、うまく回れるよう計算しながら公園内を楽しむことに。
ミュールツアーに参加したかったが、英語が話せないとダメらしく断念したのが、唯一の心残りだが、そのかわりに自分の足で、峡谷内を歩くことに。
ブライトエンジェルトレイルというコースだ。
補足だがミュールツアーは乗馬体験のようなものだ。
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実はグランドキャニオンは谷底まで歩いて降りることができる。
1番下まで降りるには相当歩くので1日では無理だが。
また来る時は必ずやりたいと思っている。
ある程度降りて戻ってきたが、想像以上に美しい岩肌や道、ミュールのどでかい糞など色々見れた。
ある程度下まで降りたらまた登って戻る。
降ってから登ると言う経験は初めてだった。
登山は登って下りるが基本。
余談だが、このブライトエンジェルトレイルのスタート地点に辿り着くのにまあまあ時間がかかった。
人に尋ねたりしたが、ブライトエンジェルトレイルが通じていないような感じだった。
発音なのかなんなのかわからなかった。
このトレイルの後に待つのはサンセットポイントでの夕日鑑賞。
もちろんこれも自分で調べてバスに乗り、移動する。大変だが、全て自分で決められる自由こそ一人旅の醍醐味だろう。
日の入り1時間前から場所を見つけて待機することに。
まだ夕日を見る準備をしている人はいない。
日本人は割と早めに来ていい場所を取ったりする文化があるが、アメリカではそう言う文化はないのか。
1番いいポイントをゲットした。
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写真ではうまく写せなかったが、
とてつもない絶景だった。
広大すぎて1画角に収められないのが悔しいが、写真では伝えられないのがむしろ気持ちがいい。
直接みないと感じられない景色があるということだ。AI時代でもこの壁は乗り越えられていないのが嬉しい。旅の価値がぐんと跳ね上がっている気がしてならない。
日も暮れ始めたので、シャトルバスで宿の方へ戻る。まだ完全に暗くなったわけではなかったので、シャトルを降りて歩いて景色を楽しみながら帰ることにした。
最後の最後まで目に焼き付けたかった。
貧乏性がここにきて顔を出した。
今日は何歩歩いたことか。
さすがに宿まで歩くことは不可能だったので再度シャトルに乗り込む。
寝落ちしてしまい、気づいたら宿を過ぎていた。
歩いて帰るのは無理だし、もう一度シャトルが戻るのでそれで戻ることに。
宿は国立公園内にあるヤバパイロッジというところに泊まった。
約36000円
これは半年前くらいに予約していた。
国立公園内の宿は取るのが難しいと聞いていたからだ。ここにだけはお金を惜しまず使おうと決めていた。
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なかなか綺麗に見えるが実際には少し古びていた。まあ全然許容範囲で、私の親戚の離島に住んでいるおじさんの家に比べたらラグジュアリーホテルだ。
ウォシュレットがないのがつらいがまあ仕方ない。
夜ご飯もスーパーで買い済ませた。
何を食べたか写真に撮っておけばよかったと少し後悔。記憶に残りづらいものを写真に撮るのがいいなと痛感。
確かバナナが安くて購入した。
夜になればやることはないので、部屋でゆっくりしていた。
その後少し星を見に車を走らせる。
アリゾナの星もまた絶景だったがこれは日本でもみれるのかなと感動は少なめだった。
1日でかなり公園内を回れた。
元々は翌日もグランドキャニオンを見て回る予定だったが、思いの外行きたいところに行けたので、翌日の予定を熟考していた。
モニュメントバレーに行きたかったが、一旦候補から外していた。が、もう一度候補に再浮上。
モニュメントバレーに行くなら、有名なビューホテルに泊まりたい思いがあったため、そこを予約できずに断念していたのだ。が、一生のうちに、もう一度ここを訪れる可能性を考えた時に、もう来れない可能性もあると考えて、モニュメントバレー行きを決意。
グランドサークル2日目に続きます。