大手総合職の面接対策

いきなりですが、、

面接官が最も恐れていることは何でしょうか？

答えは、、
端的に言ってしまうと、「早期離職」です。

入社したけど1年以内とかに辞めてしまう、というのが早期離職。

一般的に会社は新卒採用をする際に採用コストをかけ、入社後は新人教育にコストをかけ、一人前に稼げるようになるまで、社員にコストを払い続けます。

その額、給料を除いても一人当たり数百万円レベル！！！（もちろん会社によりますが）

従って、会社に対して利益貢献をしてくれるより前に社員が辞めてしまうと、会社にとってはそのコストは払い損、ハッキリ言ってムダになってしまいますよね。

ですから早期離職は、どの会社もなるべく減らしたいと思っているものです。

特にそれが、1年とか、半年とかで「仕事が合いませんでした」とか言って辞められてしまうと・・・

「なんでこの人採用したんだ！」
「もともとこの会社に合ってなかったんじゃないか？」
「面接でチェックしてなかったのか？！」
「誰だ面接したのは？！！」

ってなりそうなことは、容易に想像がつきますよね。。。

従って本能的に面接官の心情というのは、

「たのむからなんとか3年ぐらいは頑張ってくれ！」
ということであり、

目の前の学生に対して、
「お前は大丈夫なのか！！？（3年頑張れるか）」

みたいな目線で面接されることになるわけです。

※面接官が若手もしくは中堅の現場社員である場合は特にそうです。とりあえず最初の3年くらい何とかなれば、あとはその時その時の新しいやりがいを見つけてくれるだろう、ということを彼らは知っています。

若手の仕事の理解をして、アピールをすべし！

上記を踏まえて、
まずは面接を受けようとしている会社では若手社員（１～５年目くらい）がどのような仕事をするのかを、よく理解しましょう。

ちなみに大手企業の総合職では上の図のようなキャリアをたどることが多いのですが、会社によってもちろん違うし、最初から配属がいくつかに分かれるところもあります。今受けようとしている会社ではどうか、上の図のようなものを書いてみるといいですね！

※わからなかったら質問しましょう、是非！！「若手のうちはどんな仕事をするんですか？もちろんいろいろだとは思いますが、配属される割合の高いものからいくつか教えてください」と言った感じで。

さて、上の図のようなキャリアイメージになる場合、面接で是非ともアピールしたいのは、

・若手でやることになる仕事（この場合は営業）についてやりたいと思えていること
・若手でやることになる仕事の辛い点やしんどい点も理解した上で、大丈夫だと思えていること

の２点です。この２点を伝えることができれば、面接官にかなり安心感を与えることができますね。

逆に、
「社会を変えるようなことをしたい」
「新しい商品を開発したい」
というような志望動機は、もちろん全く悪くはないのですが、
それだけだと、面接官から早期離職の心配をぬぐい去ることはできません。

楽しい面も、つらい面も

ここまで見てきた通り、大手総合職の面接を受ける上で大事なのは、
①若手でやることになる仕事を理解して、やりたいと思えていること
②若手でやることになる仕事の辛い点やしんどい点も理解して、大丈夫だと思えていること
上記２点を、しっかりと面接官に伝えることです。

②はなんで必要なんでしょうか？

えっとそれは例えば恋愛で、自分の「良いところ」ばっかりを見て、「結婚したいです！」とか言われても、ちょっと不安になったりしませんか？

いや、自分ぶっちゃけこんな悪いとこもありますけど大丈夫ですかねぇ・・・と。

自分の悪い部分や素の部分をしっかり理解してくれていて、それでもいいから自分を好きでいてくれる人と結婚したいですよね。

企業にとってもそれは同じ。

自社の悪い部分、特に「実際仕事をする上でつらいことやしんどいこと」をちゃんと理解した上で、「それでも御社で働きたい！」と言ってくれる学生に対して、面接官は安心して内定を出すことができます。

だから、②若手でやることになる仕事の辛い点やしんどい点も理解して、大丈夫だと思えていることを伝えることも大事。

伝え方としては、通常の志望動機を話すタイミングで、
「もちろんこんな辛いこともあると思っていますが、こういう理由で自分は頑張れます」みたいに言うと、比較的言いやすいですね。

ちなみに、仕事の辛い点やしんどい点は、あまり企業説明会やセミナーでは語られません。情報収集力が求められます。その点はまた次回に。

ここまでお読みいただきありがとうございました！！

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