自己分析モヤモヤの『原因と対策』
自己分析は「何をどこまでやったらいいのかわからない」という声をよく聞きます。
自分史を書いたり適性診断を受けても、「これでほんとにいいのか?」ってモヤモヤしますよね。
さらに面接やOB訪問をしていくと「君、自己分析が足りていないよね」と呪文のように唱えられ続けるので、その呪文の効果によりモヤモヤが増幅される、ということになるのが自己分析のダークサイドです。
自己分析モヤモヤの理由その①:自己分析の「目的」がハッキリしていないから
就活をやるなら自己分析は「当たり前」、だからみなさん自己分析をやりますが、「じゃあ自己分析は何のためにやるの?」「自己分析やると就活で何の役に立つの?」と改めて言われると、意外と答えにくいかもしれません。
目的がよくわからないままにやっていると、「コレ一体何をどこまでやれば完成なんだっけ?」って不安になってきますよね。
僕の考えでは、就活でやる自己分析には、次の3つの目的があります。
① 自分に合った会社を探すため(=企業選びの軸をつくるため)
② それを、選考官に伝えるため
③ 選考官からの自分に関する質問に答えるため
ですから、
たとえば適性診断アプリをやってみて、「自分は冒険者タイプである」ということが分かっただけでは、「で、どの会社がいいんだっけ?」というのが分からないので①の点で不十分ですね。
それに、「私の強みは冒険心があることです。なぜなら、適性診断アプリで言われたからです!」って答えるわけにもいかないので、②③の点でも不十分です。
また、自分史を書いて、「自分は仲の良い仲間がいる時に頑張れるタイプなんだ!」ということが分かったとしても、「じゃあどういう会社がいいんだ」という点が分かってなければ、やはり不十分ということになります。
上記の①~③を見返して、「どれも自信を持って答えられる!」というのでなければ、もう少し自己分析を深める余地があるかもしれません。
いずれにしても上記の①~③は、自己分析のゴールとして、道しるべ的に意識しておくとよいと思われます!
自己分析モヤモヤの理由その②:いろんな人生の先輩がいろんな価値観と方法論を押し付けてくるから
もう一つの難しさは、「自己分析と企業の選び方」について、社会人や先輩は、実にいろんな価値観からアドバイスしてくれるということです。
●10年後どうなりたいかが無いとダメだよ!
●今夢中になれることは何?それを仕事にしようよ!
●得意なことはなに?得意を仕事にすべきでしょ!
●どんな人と働きたいの?やっぱり最後は人でしょ!
●20代でいくら稼ぎたいの?報酬で決めなさい!
●どんなスキルを身に着けたいの?それが身につく仕事を選ぼう!
こんな感じで、僕は就職・転職のキャリア系の本や人生設計の本とか記事もたくさん読むんですが、著者の価値観によって本当にいろんなアドバイスがあります。
まぁ「いろんな価値観があるよ」くらいだったらいいのですが、それが面接で突然聞かれてしまうと厄介です。「夢を教えてください!」とか突然聞かれても、、困っちゃいますね。
なのでこのnoteシリーズでは、体系的に全部やる!
いろんな価値観があるものの、基本的には下のように「過去系/現在系/未来系」の自己分析ができれば網羅的に対応可能です。
●過去系の自己分析
=過去の自分を振り返って、主に自分に「向いている」環境や仕事内容を分析する。
●現在系の自己分析
=現在の自分の興味関心や専門性を分析することで、主に何に「携わりたいか」を分析する。
●未来系の自己分析
=自分のなりたい将来像をイメージして言語化することで、将来「こうなりたい」を分析する。
明日からは、この順番で、自己分析の実践編の記事をなるべく詳しく書いていきます。
よかったらこのタイミングで、自己分析の総点検をしてみてくださいね!
まとめ!
自己分析の目的は3つ
① 自分に合った会社を探すため(=企業選びの軸をつくるため)
② それを、選考官に伝えるため
③ 選考官からの自分に関する質問に答えるため
自己分析の方法も、大きく分けて3つ
① 過去系の自己分析
② 現在系の自己分析
③ 未来系の自己分析
全部できなきゃ企業が選べないわけではないものの、面接対策の意味でも、一通りおさらいしておきましょう🍀
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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