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PLOでコールドコールすべきか?【PLO Genius Blog】

本記事は許可を得て以下の記事を日本語訳したものです。

ポーカー界では、コールドコールの是非についての議論が長年続いています。あるプレイヤーたちは、コールドコールが健全なポーカーストラテジーの重要な要素だと考えていますが、他のプレイヤーはレイズまたはフォールドのアプローチを取るべきだと主張しています。

どちらの意見が正しいのでしょうか?その答えは、あなたがプレイする形式によって大きく異なります。ノーリミットテキサスホールデム(NLH)のトーナメントで有効な戦略が、キャッシュゲームやポットリミットオマハ(PLO)では通用しないことが多いからです。

そこで、本記事ではPLOにおけるコールドコールについて考察していきます。

old calling の "cold" は必ずしも氷を指すわけではありません

コールドコールとは?

まず、コールドコールの基本を確認しましょう。コールドコールとは、あなたの前に少なくとも1回のレイズがあり、その状況であなたがコールを選ぶことを指します(レイズやフォールドは選びません)。通常、このようなシナリオではそのベッティングラウンドでのアクションが終わっていないため、少なくとも1人のプレイヤーが後ろにいて、前のベットをレイズできる状況です。

では、PLOでオープンに対してコールドコールするべきでしょうか?

短い答えは「はい」です。リンプすることは通常避けるべきプレイとされていますが、特定の状況ではコールドコールが有効な場合もあります。

なぜそうなるのでしょうか?正しくコールドコールするハンドを選ぶことで:

  • 大きなポットを獲得するチャンスのあるハンドで、安くフロップを見ることができます。

  • ハンドの残りの間(翻訳者註:ポストフロップで)、インポジション(IP)のプレイヤーとして進行できることが多いです。

  • ブラインドにいる弱いプレイヤーが、本来参加しないようなハンドでポットに参加することを許すことになります(もしあなたがレイズしていたら、彼らは参加してこなかったでしょう)。

もちろん、コールドコールにはリスクも伴います。それは:

  • 相手が弱いハンドでポットに参加しても、コミュニティカードによって状況が改善される可能性があります。

  • コールドコールの後に相手から3betされると、フォールドせざるを得ない場合があります。

  • プリフロップでポットを獲得できず、必然的にレーキを支払う必要が出てきます。

PLOにおける最適なポーカーストラテジーを考える際、レーキは重要な要素です。レーキは非常に影響力があり、私たちのPLOソルバー「PLO Genius」による解決策は、異なる3つのレーキ種類に対応しています。

レーキはどれくらいあなたのレンジに影響を与えるか?

スタック100BBでのPLOにおいて、ボタン対UTGオープン時のレンジは、異なるレーキ種類により以下のように変化します:

このようにPLO 5000(ハイステークス)では、PLO 50(ローステークス)をプレーする場合よりも約9%広い範囲でコールドコールすることができます。

これらの差異は様々な状況で異なりますが、それが重要なのではありません。重要なのは、レーキが低い場合や高い場合に考え方がどのように変化するかについて、大まかな理解を持つことです。

コールドコールについて考慮すべき点

ポーカーにおける多くの概念と同様に、レイズやフォールドよりもコールドコールを選択する有効性は、文脈・状況に非常に依存します。取りうる選択肢の利点と欠点を天秤にかける際には、いくつか考慮すべき点があります:

①あなたの後ろには誰がいる?

あなたの後ろにアグレッシブなプレイヤーが多いほど、彼らが3betしてイニシアティブを取り、あなたをポットから排除する可能性が高くなります。その場合は、あなたは(翻訳者註:コールドコールドではなく)3betまたはフォールドに傾くべきです。

②SBとBBは誰が座っていますか?

ブラインドのプレイヤーが弱ければ、彼らとの対戦の機会を増やしたいものです。もし彼らが3betにはフォールドする可能性が高く、一度だけならレイズには応じるようであれば、自分のハンドで落ち着いて相手との優位性を保つためにコールドコールを検討する価値があります。

一般的には、オンラインポーカーではより厳密にプレイし、あまり頻繁にはコールドコールを避けるべきですが、ライブゲームではもう少しルースにプレイすることができるでしょう。ただし、自分自身が3betやフォールドよりもコールドコールを選択する理由について意識していることが重要です。(翻訳者註:海外の記事であるためオンラインポーカーへの言及をそのまま翻訳しており、オンラインポーカーを勧めるものではありません)

最後に重要なポイント

NLHでは、コールドコールレンジを設定するのは比較的簡単です。結局、1,326通り(スート無視の場合169通り)のハンドの組み合わせしかないため、それらから適切なハンドを選び出すことはそれほど難しくありません。

しかし、PLOでは270,725通り(スート無視の場合16,432通り)となり、状況は複雑になります。このような大きな数字は視覚化したり理解したりするのが難しいため、具体的なハンドよりもカテゴリーという観点から考える必要があります。

ここで「PLO Genius」が役立ちます。これを使うことで、特定のアクションを好むハンドを簡単に確認でき、その特性を理解することができます。「PLO Genius」がどれほどの優位性をもたらすか、ぜひ自身で体験してみてください。基本機能への無料アクセスもご利用いただけます。

翻訳者は日本語訳を正確に行うことに努めておりますが、間違い、情報の欠落、あるいは掲載情報の使用に起因して生じる結果に対して一切の責任を負わないものとします。

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