9-8 ビール名所めぐり #8 麦酒倶楽部ポパイ(両国)
カウンターに座ると、目に飛び込んでくる異常な数と密度のタップ数(100以上)に驚きました。こんなに飲めないよ~(笑)が私の第一印象で、どの銘柄にしようかと誰もが迷ってしまうのが、両国にある 麦酒(ばくしゆ)倶楽部ポパイ さんです。近所に両国麦酒研究所というマイクロブルワリーまで開設しているビアバーは、そうそう無いですよ。それも東京のど真ん中ですし。
訪問したのは平日の15時過ぎで開店直後だったのですが、すでにお客さんが何組も入っていて、お店の人気ぶりがよく分かります。スポーツ中継が流されている大きなプロジェクターがあって、イベントもにぎやかで楽しめそうでした。
驚きのビールとお料理
銘柄数の多さにも驚きですが、ビールによく合うお料理の数々にも驚きです! 麦酒俱楽部ポパイが近所にあったら、きっと毎日通ってしまうでしょう。両国に住んでる人がうらやましい…
ビールは 9oz(266ml)と 14oz(414ml)と 150mlの3サイズで提供されます。1杯目の両国エールは、両国麦酒研究所でアメリカンペールエールのビアスタイルで醸造された銘柄です。他のオリジナル銘柄との詰合せになりますが ポパイオンラインショップ でも購入可能です。
ビールに王冠マークが付いている Happy Hour(15時から20時まで) のオーサマ(王様)セットは、ドリンク代だけで料理1品が付いてくるという目玉が飛び出そうな驚きのサービスです。
いただいたビールはどれも美味しかったですが、3杯目のカスクコンディション ビルドアップ ダークブラウンは、どのビアバーでも飲んだことがないとても印象的な一杯でした。CASKのガラス棚から直接注いでくれるところから特別感があって一口飲んでまた驚きです。まったく炭酸は無いけど、少し燻製っぽい香りがするスッキリとした飲み味で、大人しか飲めない麦茶なのか?とか酔いの回った頭で思いながら、締めの一杯にピッタリでした。
あのタップ数を見れば当然ですが、幅広すぎるラインナップが揃っているので、その日のあなたに最適な一杯ときっと出会えるでしょう。
ビールの注ぎ手や注ぎ方も特別でした
開店間際だったこともあったのでしょうが、ビールを注文すると注ぎ手の方が、何やらゴソゴソとしていて何をやっているのか?と疑問に思っていたら
注文のあったビールをカップに少量を出して捨てる
注ぎ手がカップに出して味見する
注文が入る度に一杯ずつ、この動作をされていました。ここまで確認して注いでもらっているとは、銘柄数や料理だけでなく何かと驚かされるお店です。
麦酒俱楽部ポパイの雰囲気、接客、外観
こんなにビールの銘柄があるお店ですから、困惑するお客さんもいるようで、店員さんの説明が分かりやすくて面白かったです。
「この銘柄は、けっこう飲みやすくて女性に特に人気なんですよ」
「この銘柄を飲んだらモテるかもってことですか~? じゃぁ、俺はそれを頼もうかな」
そんな微笑ましいやり取りが周りの席から流れてきて、和やかな雰囲気もいいなと思いました。秋葉原近くで JR 両国駅から徒歩2分ほどと近いですし、お近くに寄られた際は、ぜひ立ち寄ってみてください。きっと驚くと思いますよ。