2-3 主要なビアスタイル、発祥国と埋もれがちな関係性
ビアスタイルという言葉を聞いたことはあるけど、ビアスタイルによる違いとか、そもそもどういうことなのか? 理解しにくかったりしませんか。私はまさにこの沼にハマってしまって長い間、なんとなく分かったフリをしていました。
「ビールの種類だよ」と割り切って理解すればよかったのですが、それでも例えばピルスナーの説明を見て、どういう特長なのかがあまり具体的なイメージが付かなくて分かりにくかったんですよね。今では、片っ端から飲みまくって体で覚えた感じですが。
ビールを飲んで覚えるのもいいんですが、別の方法でビアスタイルの理解を深めやすくしようと、世界地図を使ってビアスタイルを説明する方法を考えました。地理とビアスタイルを結びつける作戦です。
そうしたところ、ビアスタイル同士にもいくつか関係性があったのですが、それらも分かりやすく見せられたのでは、と思います。
ビアスタイルは約100~200種類あると言われていますが、主要なものはこの資料に集めた 60種類くらいではないかと思います。日本ビール検定(びあけん)公式テキストに紹介されている 52種類はすべて網羅しています。検定対策としてもバッチリ使えます。
この資料の作成に当たり一つ、工夫した点は、各ビアスタイルの詳細説明文です。よくあるビアスタイルの説明文には、歴史や製法/色/味わい/アルコール度数/代表銘柄などの情報が混在していて、これが覚えにくい一因なのですが、この中から色/アルコール度数/代表銘柄は項目を分けました。
この資料の内容ですが、
表紙(全世界地図)
ヨーロッパ地図(画像1)
アメリカ地図
ビアスタイル詳細 イギリス&アイルランド(画像2)
ビアスタイル詳細 ベルギー
ビアスタイル詳細 ドイツ/チェコ/オーストリア
ビアスタイル詳細 アメリカ
ビアスタイル詳細 その他
以上の 8ページ構成となっています。下のダウンロードボタンから PDFをダウンロードして、ぜひご覧ください。
特にヨーロッパの地図では、矢印を使ってビアスタイル同士の関係性を示しています。ビアスタイルにも先輩・後輩やライバルみたいなのがあって、そういう視点でみるのも楽しかったり、覚えやすかったりすると思います。
今回は、日本ビール検定の公式テキストを中心に、情報を寄せ集めた感が強いので、もうちょっとブラッシュアップして、より使いやすくて分かりやすいビアスタイルガイドができればいいなと考えています。ただその時は有料化すると思いますけど。
9/1 から第13回の検定開始ですね。合格目指してがんばってください!