見出し画像

7-22 日本ビール検定 2級予想問題集Part2-2 問111~120

ビール🍺を詳しく知って、より美味しく楽しむために。
またビア検(びあけん)対策として。力試しの予想問題集を作成しました。
100問目までは Part 1 として下記の目次からチャレンジしてみてください。

ビア検の勉強方法ですが、公式テキストの丸暗記が必須となります。ビア検公式サイトやオンラインショップから購入をお勧めします。さらに私が公開しているマガジン「美味しいビール、こちらにご用意しています」では、公式テキストでは分かりにくいポイントの解説や歴史年表他を多数、ご紹介しています。ビア検合格のために、ぜひこちらもご覧ください。

2級予想問題集Part2-2 問111~120

問111 フランク王国のカール大帝

8世紀頃、フランク王国のカール大帝が「荘園令」を出したことが、ビールの普及や地位向上に多大な貢献をしたとされているが、その理由を次の選択肢から選べ。
a. ビールをより安価で提供するよう命じたため
b. ビールを効率的に配給する設備を設置するよう命じたため
c. 荘園内の農民にビールを飲むことを推奨したため
d. 荘園や修道院にビール醸造所を設置するよう命じたため

問112 中世修道院のビール事情

中世ヨーロッパの修道院では大量のビール需要があり、修道院内にビール醸造所が置かれるようになっていくが、その理由として、誤っている選択肢を次から選べ。
a. 巡礼者に水に代わる安全な飲み物として提供するため
b. 修道士が栄養価の高いビールを断食中も消費したため
c. 荘園の領主に年貢としてビールを収める義務があったため
d. 病院の役割もあった修道院でビールを薬として利用していたため

問113 現役最古のビール醸造所

ドイツ・ミュンヘン郊外の修道院に1040年に創立された現在もビール醸造を行っているビール醸造所はどれか。次の選択肢から選べ。
a. ホフブロイハウス
b. アインガー醸造所
c. ヴァルシュタイナー醸造所
d. ヴァイエンシュテファン醸造所

問114 ホップの台頭

ビールの腐敗防止や香味付けに古代から薬草が用いられ、中世ヨーロッパでは薬草などを独自に配合したグルートが使われていたが、味や耐久性に勝るホップに取って代わられた。ホップ使用が主流になったのは何世紀頃か。次の選択肢から選べ。
a. 9世紀
b. 12世紀
c. 15世紀
d. 18世紀

問115 ビール純粋令

1516年に「ビールは大麦、ホップ、水のみを原料とすべし」というビール純粋令が出された。これは食品の品質保証の法律として世界最古の一つで、不作の年には小麦やライ麦がパン作りに優先されるようにした食糧政策でもあった。ビール純粋令を出した君主は誰か。次の選択肢から選べ。
a. ルートヴィヒ1世 (バイエルン公)
b. ウィルヘルム4世 (バイエルン公)
c. ルートヴィヒ4世 (神聖ローマ皇帝)
d. マクシミリアン1世 (バイエルン選帝侯)

問116 ビールの日本上陸

日本にビールが上陸したのは、いつの時代と考えられているか。次の選択肢から選べ。
a. 室町時代
b. 安土桃山時代
c. 江戸時代
d. 明治時代

問117 キリンビールに関わった日本人実業家

1885(明治18)年、香港法人ジャパン・ブルワリー・カンパニーが設立され、3年後の1888(明治21)年にキリンビールが発売された。日本人でただ一人、株主として参加した実業家は誰か。次の選択肢から選べ。
a. 岩崎 弥之助
b. 大倉 喜八郎
c. 浅野 総一郎
d. 渋沢 栄一

問118 日本初のビヤホール

1899(明治32)年、「東洋のビール王」と呼ばれた馬越 恭平が日本初のビヤホール「恵比寿ビール Beer Hall」を開業します。その現在の場所は、東京都中央区のどこか。次の選択肢から選べ。
a. 銀座4丁目
b. 銀座5丁目
c. 銀座7丁目
d. 銀座8丁目

問119 日本のビール消費量

キリンホールディングスの「2022年 世界主要国のビール消費量」によると、中国は20年連続1位である一方、日本のビール消費量は2020年まで14年連続7位だったが、2022年は大きく順位を下げた。その順位を次の選択肢から選べ。
a. 10位
b. 12位
c. 15位
d. 20位

問120 チェコ共和国の国別一人当たりビール消費量

キリンホールディングスの「2022年 世界主要国のビール消費量」によると、国別一人当たりビール消費量が1993年から30年連続で1位となったチェコ共和国は、2位のオーストリアに対して何倍の消費量なのか。次の選択肢から選べ。
a. 1.1~1.2倍
b. 1.3~1.5倍
c. 1.6~1.7倍
d. 1.8~2.0倍

2級予想問題集Part2-2 解答および解説 問111~120

問111 フランク王国のカール大帝

解答: d. 荘園や修道院にビール醸造所を設置するよう命じたため
ビールの原料は各荘園内にいる農民が作った麦で、醸造するのは賦役を課せられた農民でしたが、作ったビールを振舞われることがあったので農民は楽しみにしていたそうです。

問112 フランク王国のカール大帝

解答: c. 荘園の領主に年貢としてビールを収める義務があったため
この誤答は私の考案です。一通り調べましたが不適切でしたらお詫びいたします。その他の選択肢のうち、aとbはビア検公式テキストにあり、dは下記のサイトを参考にしました。

問113 現役最古のビール醸造所

解答: d. ヴァイエンシュテファン醸造所
現在もバイエルン州が所有してビールを醸造しています。a. ホフブロイハウスは1589年に創立されたビール醸造所でしたが、現在は醸造所は移転してビアホールとして営業しています。b. アインガー醸造所 と c. ヴァルシュタイナー醸造所は、ともにドイツにある150年以上の歴史ある有名な醸造所です。

問114 ホップの台頭

解答: c. 15世紀
ホップは古代エジプトからハーブとして知られており、8世紀以降には修道院にホップ園がありました。ビールに使用され始めたのは12世紀以降に記録がありますが、主流となったのは15世紀からと考えられています。

問115 ビール純粋令

解答: b. ウィルヘルム4世 (バイエルン公)
現在でもドイツ国内で製造される下面発酵ビールには、ビール純粋令が守られています。

問116 ビールの日本上陸

解答: c. 江戸時代
江戸中期と考えられています。鎖国下では海外の飲み物であるビールは根付きませんでした。明治時代に入って新たな産業として発展していきます。

問117 キリンビールに関わった日本人実業家

解答: a. 岩崎 弥之助
ジャパン・ブルワリー・カンパニー設立当初の株主33名のうち、日本人は岩崎 弥之助だけでした。弥之助は三菱財閥の2代目総帥です。

問118 日本初のビヤホール

解答: d. 銀座8丁目
当時の住所表記は、東京府東京市京橋区南金六町5番地(現在の東京都中央区銀座8丁目9番11号)に日本初のビヤホールが誕生しました。Google マップへのリンクも貼っておきます。銀座八丁目交差点辺りで当時に思いを馳せてビールを飲むと、一段とビールが美味しく感じそうです。

問119 日本のビール消費量

解答: a. 10位
日本は総消費量でも 2020年の 441.6万kl に対して、2022年は 429.4万kl に減少しています。ここ数年間では 2021年が最も総消費量が少なく 418.8万kl(8位)でした。

問120 チェコ共和国の国別一人当たりビール消費量

解答: d. 1.8~2.0倍
2022年のチェコ共和国の国別一人当たりビール消費量は 188.5l(大びん換算 297.7本)で、2位のオーストリアは 101.2l(大びん換算 159.8本)なので約2倍近くの開きがあります。
ちなみに日本は 34.2l(大びん換算 54.0本)で、2022年の順位は 56位です。チェコ共和国は一人当たりだと日本の 5.5倍もビールを消費していることになります。

合わせて読みたい記事
🍺 日本ビール検定 受験用 もくじ
🍺 7-1 日本ビール検定 2級予想問題集1 問1~5
🍺 7-20 日本ビール検定 2級予想問題集20 問96~100
🍺 7-21 日本ビール検定 2級予想問題集Part2-1 問101~110
🍺 7-23 日本ビール検定 2級予想問題集Part2-3 問121~130
🍺 7-24 日本ビール検定 2級予想問題集Part2-4 問131~140
🍺 7-25 日本ビール検定 2級予想問題集Part2-5 問141~150

まだまだサポートしてもらえるような実績はありませんが、ご期待に応えられるよう頑張ります!