7-6 日本ビール検定 2級予想問題集6 問26~30
ビール🍺を詳しく知って、より美味しく楽しむために。
また年2回実施される日本ビール検定(びあけん)対策として。
力試しの予想問題集を作成しました。
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2級予想問題集6 問26~30
問26 ビアスタイル
第一次大戦下のイギリスの工場でアルコールを弱めたビールだけは休憩時間中に許していたという故事に由来するビアスタイルを次の選択肢から選べ。
a. ニューイングランドIPA
b. セゾン
c. ポーター
d. セッション
問27 世界の5大審査会
イギリスで数年に1回開催され、通称「オスカービール審査会」と呼ばれる最も歴史あるビール審査会を次の選択肢から選べ。
a. AIBA
b. IBA
c. IBC
d. WBC
問28 王冠
王冠の表側直径は 18~54mm まであり、27mmのものが最もよく使われていて、ビール瓶も 27mmのものが主流である。王冠のひだ(スカート)の数は世界的に統一されている。その数を次の選択肢から選べ。
a. 15
b. 18
c. 21
d. 24
問29 禁酒法
1920~1933年の間、アメリカでは禁酒法が施行され、消費のためのアルコールについて多くの行為が全面的に禁止された法律である。この期間中であっても許された行為を次の選択肢から選べ。
a. 製造
b. 販売
c. 輸送
d. 摂取
問30 ラガービールの誕生
15世紀に入って、凍りそうな低温でも発酵が止まらない事例が見つかり、しかもマイルドな味わいになる事が分かったので、秋の終わりにビールを仕込んで洞窟や氷室で春まで貯蔵するラガービールが誕生した。この事例が見つかった場所を次の選択肢から選べ。
a. オーストリア北部 ウィーン
b. ベルギー北部 フランダース地方
c. ドイツ北部 アインベック
d. ドイツ南部 バイエルン
2級予想問題集6 解答および解説 問26~30
問26 ビアスタイル
解答:d. セッション
アメリカのクラフトブルワーが伝統的ビアスタイルを復活させる時に、アルコールを5%以下に抑えて飲みやすくしたスタイルです。例えば、IPAに適用するとセッションIPAと呼ばれます。カクテルにも同様に用いられます。
問27 世界の5大審査会
解答:b. IBA
選択肢をアルファベットだけの略称にした理由がありまして、国名が入っているためです。
a. AIBA(オーストラリアン・インターナショナル・ビア・アワード)開催国はオーストラリア。
b. IBA(インターナショナル・ブルーイング・アワード)開催国はイギリス。
c. IBC(インターナショナル・ビア・カップ)開催国は日本。
d. WBC(ワールド・ビア・カップ)開催国はアメリカ。
5大ビール審査会の残り一つは EBS(ヨーロピアン・ビア・スター)で開催国はドイツです。
問28 王冠
解答:c. 21
王冠のひだを締め付ける力は、炭酸ガスや液体が漏れないように強く、開ける時には誰でも開けられる程度である必要があります。物を支える時に3点が最も安定するという力学のノウハウを元に試行錯誤を重ねた結果、3の倍数である現在の「21」に世界的に統一されています。
問29 禁酒法
解答:d. 摂取
アメリカの禁酒法は、消費のためのアルコールに対して製造、販売、輸送が禁じられましたが、摂取は禁止されなかったので、禁酒法が施行される直前には、駆け込み需要でワインや酒が買いだめされたそうです。
問30 ラガービールの誕生
解答:d. ドイツ南部 バイエルン
発酵後に酵母が沈む下面発酵のラガービールは、それまでの上面発酵ビール(エール)と比べて品質が安定して風味がマイルドだったので他の地域にも広がり、ビアスタイルが増加するといった影響も与えました。
この下面発酵酵母の発祥は、2011年のゲノム解析により、南米パタゴニアのブナから採取された酵母とエール酵母が交配して誕生したことが明らかになりました。