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十六夜杯に参加致します!
この度、はじめてになりますが、十六夜杯に下記の短歌一首を応募させて頂きます(^O^)
咲き終えた月下美人にまた蕾
終わる命を受け継ぐ命
(さきおえた げっかびじんに またつぼみ おわるいのちを うけつぐいのち)
短歌を自分で作ったのは人生初です。とにかく助詞や助動詞で苦戦しましたので、十七文字の俳句や川柳への挑戦はまた今度にしたいと思います(笑)。
○月下美人とは?
ゲッカビジンはサボテン科クジャクサボテン属の常緑多肉植物です。その純白の美しい花は夜に咲き始め、とても心地良い香りを出し、翌朝には萎んでしまいます。即ち、その美しく良い香りのする花とご対面できるのは、年に数回、花が咲いた一夜だけということです。十六夜に咲いたゲッカビジンはまさに「月下美人」(笑)
検索してみたところ、ゲッカビジンは晩夏の季語に含まれることが分かりました。私が育てているゲッカビジンも年に2~3回程花を咲かせ、1回目は確かに夏ですが、2回目以降は月がきれいな9月に咲くことが多いので、秋の花のイメージを持っていました。
花が咲いた翌朝、「あぁ、もう花が萎んだな…」と惜しんでいる時に、蕾が目に入ると、「あっ、こっちの蕾は今度かな!」と新たな期待が湧きます。その時の心情を短歌にしてみました。
ゲッカビジンの白い花の命はとても儚い。しかし、ゲッカビジン自体に命ある限り、一夜で終えた花の遺志は、これから開く蕾もしくは来年に咲く花が継いでくれる、そんな事を思いながら今日もゲッカビジンに水やりをします(笑)