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#光り輝く心
【大乗仏教】唯識派 仏の三身・四智
仏の三身
仏陀(如来)に法身・受用身・変化身の三種を認める三身説は唯識派によって完成されました。ただし、初期大乗仏典である『華厳経』『法華経』において、既に如来の法身と化身という思想は登場していました。さて、三身の呼称には相違があり、「法身」に相当するものは自性身とも呼ばれます。そして、受用身は「報身」とも呼ばれますが、例えば阿弥陀如来が極楽浄土を持つように、仏の報身はその仏国土をもち、楽園の荘厳
【大乗仏教】後期中観派の中核2
以下の前回の記事の続きになります。
ここで、形象とは唯識思想における主・客(主観・客観)を指します。即ち、主観=末那識+六識、客観=六識内の表象です。そして、照明と光り輝く心は同じものを示しており、阿頼耶識の中心(主客を照らす箇所)となります。阿頼耶識の表層には種子が保存されており、この種子から形象と次刹那の阿頼耶識の表層自体が生起します。
第一の段階では有部や経量部など、アビダルマ哲学の十八
【大乗仏教】後期中観派の中核3
下の記事の続きになります。
後期中観派の中で、より中観派的な立ち位置のシャーンタラクシタらは一般理解の立場において、「外界の存在を否定し、心(内界)のみの存在を肯定」しました。即ち、唯識派の立場を一般理解の立場で認めたものの、最高の真実としてはその心(形象だけでなく照明)の実在性をも否定したのです。真如(真理)とは「心の照明をも超越した絶対的な空」としたのです。
しかし、後期中観派の中で、無形