幼い私が憧れていた結婚

私の人生プランは、20代後半で結婚して、30歳までに第一子を産むことだ。

とにかく子供が大好きで、自分の子供を産みたい。これは絶対だ。もし仮に自分が産めない身体だったとしたら、血がつながってない子が大人になるまでのお手伝いをしたい。金銭的にも全力で支えたい。自分がだれかひとりの子供の成長に影響を与えたい。出産・子育てをする体力的に、30歳までに1人産みたい。ただ、この年齢は分かりやすい目安であって、自分がもしかしたら高齢出産が可能な体質かもしれないから、30歳のときにチャンスがなかったってチャレンジをするのも良いと思う。

私は自分1人で子育てをすることは難しいと考えている。金銭的にも、体力的にも、精神的にも、家を回すために、協力し合える旦那さんが欲しい。私の中で、結婚と出産というのは、絶対的な目標だった。それなのに最近、本当に結婚したいのか、疑念がでてきた。

Twitterを開くと、毒義母、モラ夫の愚痴を書く子育てアカウントが大量に出てくる。いくら共働きや男性の育休取得などが叫ばれるようになり、時代が変わっても、家事や育児を自分事としない旦那が多いようだ。私は育児を自分事としない旦那であれば、ブチ切れて衝動的にそいつを刺すか、緻密な完全犯罪を計画して実行する自信がある。

小さい私はディズニープリンセスにあこがれて、いつか王子様が来てくれると信じていた。中学生の私は、勉強に明け暮れる中、結婚と結婚式に夢を抱いていた。高校生の私は、大学に行けば、生涯を共に過ごしたいと思える、素晴らしいパートナーと出会えると思っていた。大学生の今、優しくて真面目な恋人がいる。けど、彼は王子様ではなく一人の人間だったし、周りの先輩の話を聞いて結婚と結婚式への憧れはなくなったし、彼と生涯ともに過ごせるかと言われると、よくわからない。素敵なパートナーと出会っても、素敵な結婚式をしても、ゲームのようにあがりはなく、大変なことがあったり、悩みがあったり、変わらず生活は続いていくというごくごく当たり前なことに最近やっと気が付いた。

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