時代に左右されない作品が持つ要素について
ドラゴンボールの記事、めっちゃ話題になってるな。 昔の漫画よりも今の漫画のほうが面白い場合が多いから読むのしんどいよね。 スターウォーズをおれが今観たくない理由もそらだし。
あれだけ皆が口を揃えて名作と言うドラクエVも、社会人になって初めてやったら別にそんな騒ぐほど面白くなかったし。
昔の漫画を読む時の理想グラップラー刃牙説とかどう? 強いやつがどっちかを決めるだけというシンプルさと、セリフが少なく1冊5分で読めるカジュアルさ。
キューブリック映画は「まぁ昔の映画だからな」という補正なしで好きなんだけど、なんだろう。 間と構図の上手さと説得力と考証の余地みたいな、その辺が突出してるからってことかな
あまり時代性とかに左右されないというか。
決めた。 時代で面白さが左右されない作品ってのは、「いい間」「いい構図」の作品のこと。 設定もデザインも絶対に古くなるので、もっと人間にとって根源的な快感に寄り添わないといけない。 その点ドラゴンボールはいい間もいい構図もあるので今でも面白いのは間違いないんだけど、
最大公約数的な普遍性はいわばマラソンで、(読者の年齢も合わせた)時代性に沿ったスプリント的な作品には勝てないと。 だから今更ドラゴンボールを読んでも、マラソン選手の100m走がそれなりにしか早くないのと同じで「それなりに面白いな」以上は面白くないのはある種当たり前だよね
だから強度のある作品を作ろうと思ったら、食欲、性欲、暴力、生、死、未知、神(的な存在に対する畏怖)などをいい間といい構図で表現すればよい