「宝石の国」感想と、「鬱漫画」の世間の認識について

宝石の国11巻まで読んだ。 おもしれーじゃねーか。。

11巻までの感じで85点ある。

宝石の国、面白いんだけど言われてるほど全然鬱漫画ではない。 「鬱漫画!」って騒ぎやすい作品ではあると思う。 これで凹む人、なるたる読んだら死ぬやろ。

宝石の国、ずーっと薄氷の上を歩いてるような緊張感があるのがとてもすごいなと思う。 ここまで氷を薄くできる人見たことないかも。 硬くて脆くて美しくて繊細ではつらつとしていて儚くて耽美的で蠱惑的で、 その矛盾を孕む多面性がまさに宝石そのものなんだよな。

宝石の国が鬱作品だと言われる理由、この世のコンテンツが概ねハッピーに作られているから説あるね。 宝石の国は矛盾する性質をたくさん内包していて、その境目の部分でゆらゆらするのが気持ちいい作品だから、鬱もハッピーも同じだけあるのよね。 ただ世の中にあるコンテンツは

概ねハッピーに作られててそれが当たり前だと思っているから、ニュートラルな宝石の国が相対的に鬱に見えるという。 マジで「鬱」だけだったらもっととんでもないのいくらでもあるからね。

あと宝石の国は読んでる感覚としては、セリフ以外はずーーーっと無音だよね。 無音の表現をずっとしてる。

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