トイストーリー4の感想
死とか生とか、運命とか使命とか、幸せとか不幸とか、わーーーーーーって浴びせられてすごかったなぁ。
ボーがえろい。安産型。
ウッディが健気
おもちゃにとっての生と死
引き継がれる意思
迷子おもちゃは死。
ただその死は必ずしも悲しいことではない。
おもちゃにとって、ずっと主人と一緒にいたいけど、主人は大人になるし、自分は壊れる。
だからせめて、人を支えて人の記憶に残って、
その人が辛いときや悲しいとき、自分を少しでも思い出してもらって、悲しみを和らげたい。
主人の幸せだけを願う
それが「おれがついてるぜ」
これはウッディの曲だし、おもちゃ全体としての、運命というか、抗えない大きな意思の曲でもある。
「おもちゃ」に生まれ落ちた段階でそれは運命づけられている。
運命から逃れるには、
人間から離れる=誰にも認識されなくなる=死
だからウッディやボーは、ラストはもうおもちゃではない。
おもちゃではなくなった存在になったら何をするかというと、それでも野良おもちゃと人間を人知れずマッチングさせすべての子供の幸せを願って動き続ける。
いつか完全に壊れて、本当の死を迎えるその日まで。
生まれて先輩おもちゃに支えられて己の使命を知る。
遊ばれて幸せを満喫する
だんだん遊ばれなくなる
ただ心は主人のそばに。
新しく来たおもちゃに意思をつぐ。
他のおもちゃ仲間を助ける。サポートに回る。世代交代をする。
それもすべては主人の幸せのために。
そのうちぼろくなったり、壊れたりして、やがて主人から離れる。=死
ただ、その死は必ずしも悲しいことではないんだよ。
また違う人生の始まりかもしれない。
死んだ後も、自分たちの知らないどこかの世界で楽しくやっているのかもしれない。
だからあまり悲しまないでもいいんだよ。と
おもちゃは最後の最後までおもちゃとしての使命を全うしている。
おもちゃはボーがエロい。
ウッディはもうよぼよぼのおじいちゃん。
トイストーリー1のときのバズや、フォーキーのように、ウッディも生まれたてのときは本当に自分がカウボーイだと思っていたが、
先輩おもちゃに世話をしてもらい自分の使命を教えてもらった。
その先輩も、役目を終えてどこかに「なくされて」いった。
トイストーリーはおもちゃが生まれてから死ぬまでの物語
ウッディの一生を描く映画だったんだな。
3以上に何かがあるのかと思ってたら、あったわ。
本当のおもちゃにとっての死とは何か。
死んだあと、どこに行くのか。
ウッディの忠誠心の高さ、健気さは、
あれだけアンディに愛されてたことの証だったりとか、
おもちゃってのは人知れず人に寄り添い、人を幸せにさせるために生きているんだとか。
トイストーリーというものが何なのか、物凄く理解してるじゃん。
悪いところ、
群像劇過ぎて話が複雑。
場面の移り変わりが少なく、中盤タイクツ、
友情ではない。
哲学的な切り口である。