見出し画像

吾輩はアトピーである。

 こんな記事タイトルにするとアトピーが主役の小説が始まりそうですが、アトピー性皮膚炎は要因は様々で完治は難しい本当に厄介な病気です。

 アトピーは激痛を感じることはありませんが、寝ているときなどに耐え難い痒みが襲ってきます。しかも、頭では「後でキズになって悪化するから絶対に引っ掻いてはいけない」と解っていてもアトピーで痒みを伴った部位を引っ搔いているときは脳内麻薬が溢れ出て快楽に溺れてしまいます。

 これまで皮膚科に行くことはもちろん、ネットで「アトピーに良い」と言われる食べ物、飲み物、サプリメント、生活習慣……長年色々と試してみてわかったことは『アトピー性皮膚炎の正しい治療方法は人による』ということです。

 ある人は「海水浴をしたらアトピーが改善した」と言っている一方で「海水はアトピーの症状が悪化する」と言っている人もいます。どちらも実体験を元にした真実なのでしょう。風邪にも頭痛や発熱、のどの痛みなど種類があるようにアトピーにも種類があるように思えます。

 アトピーの人にしかわからないアトピーあるあるの代表格は「左右対称に痒みが出る」というところでしょう。

 本当に面白いように左右同じところに痒みが出ます。逆に言うと「あれ?右手の甲が痒いぞ、アトピーかな?」から数日経って痒みが治まると「アトピーちゃうんかーい!」となるし、数日後に左手の甲に痒みが出ると「やっぱりアトピーなんかーい!」とどっちに転んでもツッコんでしまいます。

 ここ数年でアトピー治療も急速に発展して今は症状を抑える画期的な注射があるようですが、1本6万円くらいだったと記憶しています。まだ手を出すにはお高い。

 現在はアトピー性皮膚炎と痔に効くというステロイド軟膏を個人輸入代行サイトで大量に安く購入してアトピーの症状を抑え、なるべく引っ掻かないようにしている。そう吾輩はいぼ痔でもある。

いいなと思ったら応援しよう!