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盗品、シャブ入りソファ、実銃が仕込まれた冷蔵庫etc…『激ヤバ!リサイクルショップ騒動記』

告白者/泉洋一 リサイクルショップ経営 40歳

取材・文/横濱龍之介

誰もが不況にあえぐこの時代、右肩あがりに利益を伸ばしているのがリサイクルショップだ。

パソコン、テレビ、家具、冷蔵庫、洗濯機、調理器具、食器、衣料、骨董品、絵画、ゲームソフト、フィギアにいたるまでありとあらゆるモノが安価で手に入る。誰しも一度は訪れたことがあるだろう。

1000億円のマーケットにまで成長したこの業界。一時の勢いよりは落ち着いたものの、大手リサイクルショップチェーンや高級ブランドを扱う質屋系店舗では安定した業績を保っている。

個人開業でも注目され、脱サラ組にオススメの商売として紹介する書籍も多く、参入する人間も後を絶たない。10年前に古物商の世界に足を踏み入れたこのオレも、そんな組織に疲れた脱サラ組の1人だ。

ゴミを拾ってきて、お手軽にはじめられるという印象が強いこの商売。しかし、そう簡単でもない。こんな飽和状態の中で生き残るには「えっ、これが中古品!?」と思えるほどメンテナンスされた品物を並べなければならず、客足が伸びるように工夫を凝らした店舗の管理、安定供給するための商品確保のルート作りなど気苦労が多い。

その上、この業界に巣食うグレイもしくはブラックゾーンの面々との関係など裏の部分がかなり多いのだ。そんなリサイクルショップ業界の闇の部分とオレが体験したヤバい中古品にまつわる厄介事を語りたいと思う。

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