〜書き残したあの風景〜【池北線愛冠駅】
【写真集P.220 池北線愛冠駅】
《再掲》Photo & Essay 『愛冠駅前に湧く“愛の泉”』
列車を見送り、駅舎に入ると窓口があいていて、やさしそうなおじいさんが中にちょこんと座っていた(当時の旅のノートより)
キップを買い事務室で話していると、おばあさんもやってきた。
自宅へおいでと言われ、昼食をごちそうになり『愛冠物語』の書かれた紙をいただいた。
“「愛冠」駅前湧水「愛の泉」が語る” で始まる『愛冠物語』は、
おじいさんが作った創作詩と聞き、驚いた。
十勝の国を讃える物語は、
“詩作の中には、愛ということばが九つ(求愛)あり、十で満願です。足りない一つ、“誠の愛”はあなたの胸に”
としめくくる。
「愛の泉」は、現代(いま)も涸れることなく湧き続けているのだろうか。
〈池北線愛冠駅 2006年4月11日 廃止〉
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