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アイデアはセンスじゃない

アイデアの発想を「0→1」と表現する。
それがアイデアはゼロから生むものだと勘違いさせている。
それがアイデアを生み出すのは努力でないと勘違いさせている。
それがアイデアはセンスによって生み出されるものだと勘違いさせている。

人が生み出すもののすべては「0」からではない。
すべての人たちは先人が生み出した何かに触れていきている。
その触れたものからインスピレーションを必ず受け取っている。
そして何かを生み出すに至るのだ。

アイデアを生み出す「センス」は、いわば「編集力」だ。
インスピレーションを受け取る機会を最大化する。インプット量を増やす。
受け取ったインスピレーションを理解する。自分の中で構造化と意味付けを行う。
自分だけの価値観で編集する。思いもよらない足し算引き算掛け算割り算をしてみる。
その思考実験を繰り返す。ただひたすらに大量に考える。

センスがいい人は「情報量が多い」。多くのことを知っている。
センスがいい人は「引き出しが多い」。知っていることが多岐にわたる。
センスがいい人は「組み合わせ方を知っている」。質より量をこなしている。
そしてセンスがいいアイデアが産み出される。

アイデアのセンスがいい人は、生まれもってセンスがいいのではない。
圧倒的な物量をこなした経験が陰にあるから、陽にはセンスがいいようにみえる。

アイデアはセンスじゃない。
アイデアは努力だ。努力の量だ。


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