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台湾の地質環境

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台湾は日本と異なって、元々海の底であった土地が、フィリピン海プレートの沈み込みにより圧縮され海面に現れたという土地です。その様な成り立ちの土地で3,000mクラスの山が100峰を…
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#台湾

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西郷菊次郎のことを調べた時に、彼が宜蘭庁長官をやっていたこと、宜蘭で様々な開発事業を行っ…

【台湾の地質環境】海底地形から見る台湾

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【台湾の地質環境】台北盆地

前回台北に流れ込んでいる2本の主要な河が、地形の変動のために、本来の流れを変えて台北盆地…

【台湾の地質環境】台湾島の形成

台湾にある玉山は、富士山よりも高く日本統治時代は新高山と呼ばれていたことは有名です。台湾で2番目に高い雪山はニ高山だったそうです。そして、それだけではなく、日本統治時代の高山を上から順に数えていくと、実に九峰が台湾にありました。富士山は第八番目です。 そして、驚くのはこれだけではありません。台湾はかつてその土地は全て海の底だったことが分かっています。日本の土地がユーラシア大陸から切り離された形で成立し、遥かに長い期間地上に存在しているのと比べると、とても早いスピードで海の底